Apple Vision Pro、国内向けにアプリやサービスが続々登場

by 島田 純

28日、AppleのVision Proの国内発売にあわせ、日本国内向けにもアプリやサービスが続々登場した。本稿では、国内向けに提供されたサービス・アプリを紹介する。

不動産・住宅情報サービス

不動産・住宅情報サービスのLIFULL(ライフル)は、Apple Vision Pro向けにアプリ「イマーシブモデルルーム」の提供を開始した。国内不動産ポータルサイトで、Apple Vision Pro向けにアプリを提供するのは、同アプリが初という。

アプリでは、Apple Vision Proのディスプレイにリアリティのあるモデルルームを再現し、これまでは別々の体験だった検索と、内覧が1つの体験となる。空間ビデオを活用し、臨場感のある3D映像で物件の魅力が体験できる。

今後、具体的に将来の暮らしがイメージできるシミュレーション機能や、Apple Vision Proの新機能を活かし、体験できる部屋タイプの拡充などの機能を9月に追加予定。

スペーシャル忍者ホッケー

TechFirst Leadersは、エアホッケーをモチーフにしたApple Vision Pro専用ゲームアプリ「スペーシャル忍者ホッケー」を提供開始した。米国版では有料だった巨大サイズを含めて、完全版を無料で利用できる。

ゲームは、忍者のキャラクターを操作して遊ぶホッケーゲームで、派手なエフェクトやCGによる臨場感が特徴。

実際のエアホッケーと同等のテーブルサイズから、アイスリンクのような巨大なサイズまで、計3種類のステージサイズが容易される。

バーチャルサウナ

totonou Japanは、空間コンピュータに特化したクリエイティブチーム・Ninja Vision OÜと提携し、Apple Vision Pro向けにSauna Visionのバージョン1.0を26日に提供開始した。

同アプリは、現実世界に実物大のバーチャルサウナを映し出す空間コンピュータアプリで、サウナ購入前に自宅にいながら実際の製品サイズを体験できたり、現地調査時に用いることでサウナ設置時の3Dイメージ画像を生成でき、サウナ購入前と後のギャップが解消できるという。

同社によると、サウナをテーマにした空間コンピュータアプリは同アプリが世界初という。

U-NEXT

U-NEXTが運営する動画配信サービス「U-NEXT」は、日本の動画配信サービスとしては初めて、「Apple Vision Pro」に対応を開始した。また、近日中にイマーシブブックリーダーを提供開始する。

画面は近日対応予定のイマーシブブックリーダーの画面イメージ

dアニメストア

dアニメストアは、6月28日よりApple Vision Pro向けの提供を開始した。

dアニメストア会員は、追加料金不要でApple Vision Proからdアニメストアのサービスを利用できる。

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