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老朽化に伴い建て替えられる岩手・盛岡市の新庁舎について市の審議会は6月28日、整備に関する基本構想案を盛り込んだ答申案を示しました。
新庁舎は2039年度の使用開始を想定しています。
新庁舎の整備をめぐっては5月の審議会で整備エリアを内丸地区とし8月上旬に市に答申することを決定しました。
28日の会合では整備の基本構想案を盛り込んだ答申案が示され、委員がその内容について意見を交わしました。
基本構想案によりますと、新庁舎の拠点機能については「行政サービス」「防災」など4つの基本方針を設定。
プライバシーに配慮した相談ブースの設置や国籍や文化に関わらず誰にでも分かりやすい「ユニバーサルデザイン」の導入などが盛り込まれています。
また内丸周辺の分庁舎を新庁舎に集約し、新庁舎と都南・玉山の2つの分庁舎による3庁舎体制とすることで市民の利便性向上を図るとしています。
基本構想策定後5年かけて用地を決定し設計・工事などを経て2039年度の使用開始を見込んでいます。
一方で委員からは「内丸で整備を進めるに当たっての課題も示すべきだ」といった意見が出されました。
新市庁舎整備審議会 倉原宗孝会長
「熱心な中身の濃い議論ができた。そうした議論が(市民に)分かりやすく伝えられるようにしたい」
次回の会合は7月末で答申の最終案が示される予定です。