エースの期待…パリ五輪ハンド日本代表に安平光佑選手(氷見市出身)「被災した方に応援してもらえるよう」

パリオリンピック、ハンドボール男子日本代表のメンバーが発表され、エースとして期待される氷見市出身、安平光佑選手が選ばれました。

ハンドボール男子日本代表。
28日東京で、メンバー発表が行われました。

(司会が紹介)
「安平光佑選手です」

*氷見市出身 安平光佑選手
「背番号2番、安平光佑です」

今シーズン、北マケドニアのチームに所属する安平選手は、去年10月に行われたパリオリンピックアジア予選決勝のバーレーン戦でチーム最多となる10得点を上げ、36年ぶりとなるオリンピック出場へと導きました。

日本代表では、エースとして期待されています。

*氷見市出身 安平光佑選手
「ゲームコントロールは誰にも負けない。パリ五輪では日本人らしいプレーをしてヨーロッパのチームを1つでも倒したい」

能登半島地震では、氷見市内で被災した安平選手。
記者からの質問、こう答えました。

Q被害を受けた地元富山や氷見市のファンへの思いは
「自分もあの時に被災して大変なことは分かっているが、被災した方々に応援してもらえるように精一杯頑張りますので、これから応援よろしくお願いいたします」

安平選手の代表入りに母校の氷見高校では、正面玄関に、富山北部高校の情報デザイン科に制作を依頼した懸垂幕が掲げられました。

氷見高校の卒業生がオリンピック代表となるのは、1988年のソウルオリンピックの同じハンドボールの西山清選手以来で、久しぶりの地元選手のオリンピック代表入りに沸きました。

*氷見高校女子ハンドボール部 西井芹菜キャプテン
「先輩として大舞台で活躍しているのを見たり、聞いたりして、私たちも頑張りたいと思った」

*安平選手の恩師 氷見高校 徳前紀和副校長
「新たなスターとして、氷見だけでなく日本中で安平選手に憧れる選手が出てきたらうれしい」

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