静岡県西部と中部に線状降水帯が発生 激しい雨と冠水の映像のまとめ

(川の音 浜松・中央区 午前7時すぎ)

28日午前、静岡県西部と中部で相次いで線状降水帯が発生した静岡県。

浜松市では、道路の横を流れる川が増水し、川との境目が分からないほどに…。

横殴りの雨と風が吹き荒れ、やっとの様子で歩く人の姿も…。

大雨の影響で、新東名高速の浜松サービスエリアでは一面が川のようになっていました。

「やばいじゃん。これ、えー。」

同じく新東名高速・清水パーキングエリアでは、くるぶしほどまで冠水。

車が通過すると、周辺に波が広がっていました。

「えーやば。プールじゃん。大丈夫、車壊れない?」

激しく降らせた雨雲は、昼頃には県東部へ。

沼津市でも至る所で冠水が。

水が波打ち、車はまるで川の中を走っているようです。

同じ沼津市内を流れる狩野川では水が茶色く濁り、増水しました。

強風の影響でしょうか、川沿いの歩道では歩道を塞ぐように倒木している場所も…。

仙島英明記者
「午前11時半すぎの沼津市内です。降り続く雨の影響で道路が完全に冠水しています」

先週も大雨による冠水被害が相次いだ沼津市。

28日も各地で道路が水につかりました。

車は大きな水しぶきを上げて走っていきます。

仙島英明記者:
「沼津市内の道路で車が動けなくなっています」

車体が半分近く水に使った車。

よく見ると、中に人が残っているのがわかります。

すると・・・。

仙島英明記者:
「今、人が出てきました」

周りには心配そうに見守る人も。

どうすることもできなかったのか。

運転手は車を残し、荷物だけを持ってその場を離れていきました。

難波亮太記者:
「先週にも大きな浸水被害のでた大平地区、地区を流れる川は今にもあふれそうになっています」

周辺よりも土地が低く、浸水被害が度々起こる沼津市の大平地区。

先週の大雨では、こちらの川から水があふれたといいます。

川のすぐ横にあるこちらの食品会社では、土のうを準備するなどして、備えを進めていました。

食品会社のスタッフ:
「今日はまだギリギリ保っているけど、市役所には電話して、水位が上がっているので、お願いしますと連絡して、車ももう全部避難させました。沼津市には前から言っている。もう何度目だってくらい。毎回なんです、大雨になると。ちょっともう何とかしてもらいたい。ひやひやしちゃう。毎回」

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