「酎ハイがよかった」「名前違います」夫に、義母に、ママ友に。言いたいけど言えない…ママたちの心の叫び

引用元:metamorworks/gettyimages

夫や義父母の行動に「これはやめて!」とか、「実はありがた迷惑…」ということありませんか? 言えばスッキリするのだけれど、言った後の険悪な雰囲気を想像すると、本当のことが言えないということも。言いたけれど言えない、ママたちの心の叫びを口コミサイト「ウィメンズパーク」からピックアップ。さらに、どう対処すればいいのか家族関係に詳しい鳥居りんこさんに聞きました。

「息子に無理するなって言うけど、全然してませんよ...」「出産直後の面会、マジでやめて」直接は言えないけど、義父母に言いたいみんなの心の叫び!

ホントありがたいけれど、もう勘弁して~

ママたちはどんなことに困っているのでしょうか…?もう勘弁!エピソードをご紹介します。

服はもういりません

「お義母さんへ。私に会う度に『服いらない?』と自分の服を私に渡そうとするのやめて欲しいです。品物は悪くないと思うのですが、私、9号なんてサイズがあわないし、色や柄も趣味じゃありませんから」

カルピスより酎ハイを!

「義母が孫のためにと、毎年送ってくれるカルピス。もう、子どもたち成人していますから~。カルピスより酎ハイ送ってください。これが何年も言えないんだ…、とほほ」

まだ大人用のおむついらないよ、おばあちゃん!

「私のおばあちゃん。不用品を何でもかんでも、半強制的に持って帰らせるのはやめておくれ。高齢者用のオムツ、サイズが合わないからって、私にいるか聞かなくてもいいよ。ごめん、今はいらないなぁ」

毎年はいらない

「毎年、毎年、ダルマと熊手いりません!」

いい加減に孫の名前を覚えて!

「お義父さん、孫の名前(1歳)いいかげん覚えて下さいー。孫は2人しかいないのになぜ間違うのか? 言い間違いレベルじゃなく一文字も合っていませんから! 最初はやんわり訂正していたけど、あまりに覚えないので面倒になり今は夫も私もスルー。娘本人が気づく前に覚えてください」

いびきがうるさい!

「夫のいびきがうるさい。いびきで目が覚めてなかなか寝付けない毎日です。いびきが凄いよと伝えても『俺、疲れてるんやろうね』で終わる。少しでも痩せたら、いびきは軽くなると思うのに」

夫よ、大をしたらトイレの中をのぞいて!

「夫よ、トイレで大をしたら一回便器をのぞき込んでみてください!絶対に飛び散っていますから。自分で掃除して!!!」

勇気を持って、今日から「NO!」と言えるように!

はっきり断ったり、言い返したりできればどんなにラクか…と、ママたちはぐっと我慢していることもあるようですね。かどを立てずに伝える方法があるのでしょうか、家族問題に詳しい鳥居りんこさんにユーモアたっぷりのアドバイスをいただきました。

「ニッポンのお嫁さんは伝統的に婚家先への忠心を求められますから、たとえ『時代は令和』となっても、そう簡単に『NO!と言えるお嫁』にはなりませんわね~。『ありがた迷惑だから、やめれ!』って叫べたら、どんなにスッキリするかと思いますが、現実は難しい。だって、私たち、いい嫁ですもん!

でもね、例えば、ただでさえ収納スペースがないところに大量の不用品を押しつけられて、それがストレスとなり、関係ないことで、夫や子どもに当たり散らすなんてことになっているとしたら? それは、あなた、危険サインです。下手すりゃ、家庭崩壊まっしぐらです。だって、夫や子どもはあなたが何にキレて、機嫌が悪いのかが分かりませんもの。

だからね、舅姑にいい顔をする前に、まずは自分の夫と子どもにいい顔をしましょう。いい顔をする順番が違うなぁと思ったら、順番を入れ替えればいいだけ。『これは、ありがた迷惑!』と思ったら、『嫌われる勇気』を持つのです。笑顔でさわやかに『結構です♪』と言いましょう。

意外と舅姑はあなたが断らないから『喜んでいる』と勘違いしているだけという可能性は大なんですよ~。さあ、勇気を持って今日から『NO!』と言えるお嫁になりましょう。

逆に、『YES/NOが分かった方が、助かる!』というのが昨年、姑デビューを果たした私の実感です。夫へのエチケット系の文句は目の前にいるんですから、その都度、言えばOK!世の中広しといえど、こんなことを夫に言える人はあなたしかおりません。

ところで、夫のイビキがうるさいというあなた。無呼吸症候群かもしれません。まずは呼吸器内科へGO!をオススメします。対処法はたくさんあるので、文句ではなく、現実的な行動を是非、どうぞ」(鳥居りんこさん)

ドラマではなく、実話です!「これって嫁イビリ?!」と、ドン引きした義実家のひと言

『嫌われる勇気』を持たないと、ストレスばかりが溜まる一方ですね。今日から「NO!」を言えるように自分の心を鍛えます。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は2021年12月の情報で、現在と異なる場合があります。

鳥居りんこさん

PROFILE)
作家、介護・家族アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。近著に『増補改訂版 親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ』(双葉社)『女はいつもどっかが痛い がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン』(小学館)、最新刊『消化器内科の名医が本音で診断 「お腹のトラブル」撲滅宣言!!』』(双葉社)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。

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