大谷翔平よりジャッジの方が上だ! NY記者「唯一無二の選手」「62本塁打を超える」

大谷翔平とジャッジ

ドジャースの大谷翔平投手(29)が得意の6月に入り大暴れしている。

26日(日本時間27日)のホワイトソックス戦ではリーグトップを独走する2試合連発の25号ソロを放ったが、これで6月の本塁打は11本目。ナ・リーグ打撃部門で3冠王も射程圏に捉えている。一方でア・リーグではヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が打棒を爆発させて無双状態とあって、リーグ違いながら両選手をライバルに見立てての議論がヒートアップしている。

そんな中、米メディア「FanSided」のジェームズ・ノーラン記者は現地6月27日の記事でジャッジをイチ押し。「アーロン・ジャッジは、ショウヘイ・オオタニのナ・リーグへの移籍が正しかったということを証明している」などと皮肉めいた独特のタイトルをつけて紹介した。

大谷について「この二刀流の天才は2023年にア・リーグMVPを獲得し、今季はナ・リーグで通算3度目のMVPを獲得するかもしれない」と敬意を示しつつも「しかし、もしオオタニがまだア・リーグにいれば、ジャッジとしのぎを削るようなことにはならなかっただろう」と持論を展開。ナ・リーグに移籍していなければ大谷のア・リーグでの今季MVPはノーチャンスだったと言わんばかり。

さらにヤンキースなどニューヨークを中心としたスポーツ取材を行っているノーラン記者らしく「2022年に62本塁打をマークしたアーロン・ジャッジは、ドジャースのスーパースター、ショウヘイ・オオタニよりも優れた打者と多くの人が思っていた。23年はジャッジが故障で欠場することが多かった。ヤンキースは彼なしでは苦戦し、ファンは22年のア・リーグMVPに続く正当なチャンスを得られなかったことに失望した」とヤンキースファンの心情を代弁している。

両者のここまで今季の成績についても「オオタニは打率3割2分2厘、OPS1.045、25本塁打、61打点。ヤンキースのスーパースターは打率3割9厘、OPS1.145、30本塁打、77打点とオオタニよりも良い数字を残している」と言及した。

その上で「ジャッジは自身が唯一無二の選手であることを再び証明している。今季30本塁打を打った初の選手。乱暴に聞こえるかもしれないが32歳の今季、2022年に打った62本塁打を簡単に超えるだろう」とさらなる偉業達成に太鼓判を押している。

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