40〜50代になってから、髪の毛のつやがなくなり始めた……。 そんなお悩みはありませんか? 日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。 この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。 更年期女性によくあるお悩みのひとつに「髪がパサつき抜け毛が増える」ことがあります。 今回は、更年期の髪のお悩みについて、「あんしん漢方」の薬剤師、山形ゆかりさんに教えてもらいました。 ◀こちらも読みたい◀
髪質を改善する漢方薬もおすすめ
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髪質の改善には、漢方薬も役立ちます。 髪質の改善には、「血流をよくして皮膚に栄養を与える」「吸収をよくして髪に必要な栄養を作る」などの特徴がある漢方薬を選びましょう。
<髪質を改善したい方におすすめの漢方薬>
・四物湯(しもつとう) 血流をよくすることで、乾燥した皮膚に栄養を与えます。皮膚が乾燥している方に適しています。 ・人参養栄湯(にんじんようえいとう) 消化や吸収の機能を高めて髪に必要な栄養を作り、血流をよくして頭皮や髪に栄養を届けるよう働きかけます。 漢方薬は、体質に合っているかどうかが重要です。 体質に合っていないと副作用が生じる場合もあるため、漢方薬を選ぶ際は医師や薬剤師といった漢方のプロに相談しましょう。 漢方のプロがAI(人工知能)を活用して、その人に合った漢方薬を見極めてくれる「あんしん漢方」のようなオンライン漢方サービスもおすすめです。
ヘアケアの見直しも忘れずに
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髪の毛を健康に保つためには、日々のヘアケアも重要です。 髪を洗うときのポイントをご紹介します。 ・髪を洗う前にブラッシングをする
・髪をしっかり濡らす
・シャンプーを手で泡立てる
・指の腹で頭皮をやさしく洗う リンスは髪内部のコルテックスに、トリートメントは髪表面のキューティクルに働くため、両方とも使いましょう。 また、お風呂上がりのタオルドライによってドライヤーの時間を短縮でき、熱によるダメージを軽減できます。 からだの内側のケアによる髪質改善と、ヘアケアによる外側からの対策で髪の毛の若々しさをキープしましょう。
髪質を改善して若々しさを手に入れよう!
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髪のケアは、からだの内側と外側、両方からのアプローチが重要です。からだの内側のケアで髪質を改善し、外側のケアで髪の毛をダメージから守りましょう。 からだの内側からのケアには、漢方薬の服用もおすすめです。専門家に相談し、適切な漢方薬を選んでもらいましょう。 髪のうねりや薄毛など、更年期の髪のお悩み対策にぜひ取り入れてみてくださいね。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方薬剤師 山形 ゆかり 薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。 症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。