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陸上女子やり投げで2023年世界選手権覇者の北口榛花(JAL)は、自身のパフォーマンスに顔をしかめた。
この日は「髪を切りに行く時間がなかった。顔にかからないようにするため」とツイン団子ヘアで出陣。62メートル87で2年ぶり4度目の優勝を果たしたものの、得意とする最終6投目も59メートル台にとどまった。試合後には「投げが崩れてしまって、立て直せなかった印象。まだ調子が上がってきていない」と唇をかんだ。
すでにパリ五輪の切符は手にしているが「各国の選手が調子を上げてきてる中で、自分が上がりきらないのは危機感がある」と吐露。それでも「人は人。自分は自分のペースがある」と懸命に前を向いた。
今後に向けては「ダイヤモンドリーグに2戦出て、少しでも世界のトップの選手と戦う中で、きっかけみたいなものがつかめたら。悔いが残らないように、どういう結果でも『全部やったぞ』と思えるような準備をしていきたい」と展望を語った。