今井に13連敗の楽天・今江監督「要所になるとなかなか打たせてくれない」 打線組み替えで好機作るもあと一打が出ず

 楽天・今江敏晃監督

 「楽天0-4西武」(28日、きらやかスタジアム)

 楽天は打線が天敵の西武・今井を攻略できず、今季11度目の零敗で3連敗。これで右腕に対し21年から13連敗となった。今江敏晃監督は「要所になるとなかなか打たせてくれないですね」と振り返った。

 打線を組み替えて難敵に挑んだ。今季初となる辰己、鈴木大の1、2番コンビ。約2カ月間1番に座っていた小郷を3番に据えた。今江監督は「最近打線も元気ないので、そういうのも含めて変えた」と狙いを明かした。

 ただ、チャンスを作っても一本が出なかった。初回、先頭の辰己が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、いきなり先制のチャンスを迎えるも後続が倒れ無得点。1点を追う四回は、1死三塁で内野が後ろに下がる中で、渡辺佳が浅い外野フライ。「もちろんゴロを転がそうと打ちにいってると思う。それが結果的に小フライになってしまった」。2死からは浅村が三振に倒れた。「あそこで1点取れてたらまた違ったとは思いますけどね」と振り返った。

 結局今井に、四回から5イニング続けて得点圏に走者を置くなど、塁を賑わせたが最後までホームが遠かった。「なかなかチーム的にリズムが悪いというか、流れがよくないので、なんとか打破していくしかないと思います」と語った。

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