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県は28日、収穫量が過去最低水準となる恐れが出ている県産サクランボについて、生産者などを支援するための対策会議を開いた。吉村知事は「支援に向け全力で取り組む」と語った。
28日に開かれた対策会議には、吉村知事をはじめ幹部級の職員約25人が出席した。
会議では担当職員から、去年の猛暑の影響で、2つの実がくっついた「双子果」が数多く発生したこと。収穫時期である6月に、実が柔らかくなる高温障害も多く見られたことから、当初見込んでいた収穫量「平年よりやや少ない1万2100トン」を下回る可能性があることが報告された。
こうした事態を受け、会議では高温対策に必要な設備の導入や、県の補助金の活用を検討することを確認した。
(吉村知事)
「支援に向け全力で取り組んでいきたいと思っているので、生産者の皆さまには次期作に向けて取り組んでいけるように、一緒に頑張っていきたい」
サクランボの収穫量について、JA山形中央会は「過去最低だった3年前の9160トンを下回る可能性がある」とみていて、27日に支援を求める要望書を県に提出している。