【完結済み】5巻前後でサクッと読める名作マンガ3選! 超濃厚・異能力頭脳戦や冨樫義博の傑作SFなど

日本を代表するエンタメである漫画。名作と呼ばれる漫画は数あれど、なかなか読む時間が取れないという方も多いのではないでしょうか?

今回は、漫画好きの筆者が5巻前後でサクッと読める名作を3つ紹介します。

『ハイパーインフレーション』(著:住吉九/集英社)【全6巻】

『ハイパーインフレーション』(1巻表紙) / Via amazon.co.jp

【あらすじ】

とある島で暮らす“ガブール人”のルーク。近隣の大国・ヴィクトニア帝国の奴隷狩りで両親を失い、姉・ハルと仲睦まじく暮らしていた。奴隷狩りは禁止されたはずだったが、奴隷商人・グレシャムの陰謀で小さな村は「ガブール人がガブール人を狩る」地獄に陥ってしまう。絶体絶命のルークは朦朧とした意識の中、ガブール人に伝わる“神”から“力”を得る。その力は、「身体からヴィクトニア帝国紙幣を無限に生み出す能力」だった……。

【見どころ】

敵も味方も登場人物全員が「めちゃくちゃ頭が良い」上で行われる二転三転の頭脳戦が『ハイパーインフレーション』の見どころです。頭が良いだけではなく、アクも強すぎるキャラクターたちの心理戦・頭脳戦は「最高!」の一言。全6巻と短いながら、常に見どころが詰め込まれた濃厚な作品です。

【Amazonでの評価(第一巻): 4.7/ 5 】

💬「刺激的なくらい知的で、刺激的なくらい馬鹿な頭脳バトルに、おもわず脳内にアドレナリンをぶちまけてしまう」

💬「久しぶりに力強いフィクションを読んだ。設定やキャラクター造形がしっかりしていてリアリティーがありながら荒唐無稽。今後が楽しみ」

💬「挫折から覚醒、一転攻勢からの裏切りに……と息つく間もなく話が進んで行くので、全6巻をあっと言う間に読み終えてしまいます」

Amazon カスタマーレビュー より)

『度胸星』(著:山田芳裕/講談社)【全4巻(新装版)】

『度胸星(新装版)』1巻表紙 / Via amazon.co.jp

【あらすじ】

火星へと到達した宇宙飛行士たちの有志に全世界が湧いた日。到着の報せから一転、突然火星からの通信が途絶えてしまう。火星に取り残された宇宙飛行士を救助するための作戦が立案され、大規模な宇宙飛行士選抜が始まる。突出した能力は無いものの、優しい心と並外れた“度胸”を持つ青年・三河度胸。彼もまた幼少からの夢だった宇宙飛行士を目指しJAXAの試験へと望む。待ち受ける試験は、心身ともに試される過酷なものばかりで……。

【見どころ】

現在『望郷太郎』を連載中の山田芳裕による名作SF作品。人物の感情が直に伝わるような迫力あふれる筆致と演出は山田芳裕節全開です。宇宙飛行士訓練を乗り切る個性的な候補生達の活躍に、火星の超存在“テセラック”の謎など、さまざまな見どころを余すことなく描きます。

【Amazonでの評価(第一巻): 4.5/ 5 】

💬「読み始めて数ページで心つかまれた。登場人物の驚きの表情・・・に、心わしづかみである。出てくる人物、全て魅力的なのは、望郷太郎と変わりない」

💬「キャラクターの魅力、舞台、そして不倶戴天の敵と全てが揃い、人気だけが足りなかった作品」

💬「大人の事情で未完に終わったとされておりますが、一読者としては、あのような形でのエンディングで大満足です」

Amazon カスタマーレビュー より)

『レベルE』(著:冨樫義博/集英社)【全3巻】

『レベルE』(1巻表紙) / Via amazon.co.jp

【あらすじ】

甲子園出場を目指し山形県に引っ越してきた青年・筒井雪隆。新居に入ったところ、宇宙人を名乗る謎の男がアパートに入り込んでいた。居座っていた宇宙人の正体は、“宇宙一頭の切れるバカ王子”。バカ王子いわく、「地球は宇宙から見れば未開惑星で、多くの地球人が知らずのうちに宇宙人の脅威にさらされており、地球を保護するためにやってきた」とのこと。雪隆や周囲の人間は、地球人保護の名目で滞在することになった王子のイタズラに巻き込まれることになってしまう……。

【見どころ】

『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』などで知られる冨樫義博のオムニバス形式のSFコメディ。奇抜な設定に一癖も二癖もある登場人物たちが縦横無尽に動き回り、奇想天外なストーリーも難なく着地させる冨樫義博の手腕には驚かされること間違いなし! ギャグ描写もキレがよく、 “冨樫マンガ”の魅力がギュッと詰まった作品です。

【Amazonでの評価(第一巻): 4.5/ 5 】

💬「今の漫画の原型が詰まった作品です。HUNTER×HUNTERや幽遊白書が有名ですがマンガ好きならこの作品は、おさえてほしい。チャレンジングな作品です」

💬「普通のギャグ漫画に飽きた人にぜひお勧めしたいです。もう何十回も読んで暗記してしまいましたが、それでもたまに読むとやっぱり面白い。3巻しかないのが惜しい作品です」

💬「絵も話の展開にあわせて、時にシリアスに、時にくずしてと芸が細かい。おもしれーもん作るんだ!!という意気込みが伝わってきます。3巻しかありませんが、宇宙人大好き、または、一筋縄ではいかない展開求めてる方、おすすめします」

Amazon カスタマーレビュー より)

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――以上、「サクッと読める5巻前後で終わる名作」を3つ紹介しました。

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