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6月28日、2024年FIA F2第7戦シュピールベルクの公式予選が行われ、デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)が最速タイムを記録し、30日に行われるフィーチャーレース(決勝レース2)のポールポジションを獲得した。宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)は21番手で予選を終えている。
30分間の予選は日本時間21時55分(現地時間14時55分)より、気温26度、路面温度43度のドライコンディションでスタートを迎えた。
セッション開始から1分という序盤、テイラー・バーナード(AIXレーシング)がピットロードでマシンを止めてしまう。幸い、バーナードのマシンはチームスタッフの手で再始動が叶い、その後は順調に周回を重ねた。
セッション序盤、フリー走行でトップタイムをマークしたアイザック・ハジャル(カンポス・レーシング/レッドブル育成)が1分15秒838をマークし暫定トップにおどり出る。
この時点で唯一1分15秒台をマークしていたこともあり、ハジャルの好調ぶりはそのまま続くかと思われた。しかし、計時上6周目にハジャルのマシン後方から白煙が舞い上がる。
ハジャルはかろうじてピットに戻ることが叶うも、ここで予選を終えるというまさかの展開に。そんななか、宮田が計時上6周目に1分16秒380をマーク、ハジャルから0.522秒差の暫定6番手に浮上する。
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これでセッション前半を終えて全車がピットに戻った段階で暫定首位がハジャル、2番手ポール・アーロン(ハイテック・パルスエイト)、3番手デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)、4番手ガブリエル・ボルトレート(インビクタ・レーシング/マクラーレン育成)、5番手にビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/アルピーヌ育成)、6番手宮田というオーダーに。
残り時間11分というところで各車再びコースインし、マシンを降りたハジャルを除く21台が最後のアタックに臨んだ。
残り4分50秒というところで1分15秒487をマークしたハウガーが暫定トップに浮上。さらにジョシュア・デュルクセン(AIXレーシング)が0.111秒差の暫定2番手で続く。宮田は自己ベストを更新するもタイムは1分16秒348となり暫定21番手に。また、ゼイン・マローニ(ロダン・モータースポーツ/ザウバー育成)も暫定20番手と、ロダン勢は揃ってタイム伸び悩む。
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残り2分を迎えようかというところで暫定5番手につけていたポイントリーダーのアーロンがセクター2で痛恨のスピンを喫してしまう。そのままチェッカーを迎えたが、ハウガーのタイムを上回る車両は現れず、ハウガーが今季2回目、FIA F2キャリア2回目のポールポジションを獲得した。
なお、ハウガーはラストアタックの際に最終ターン10でコースオフを喫したが、トップの座を守り切ることが叶ったかたちだ。そしてラストアタックで1分15秒495と、ハウガーに0.008秒届かなかったが好走見せたデュルクセンが2番手、そしてボルトレートが3番手で続いた。なお、トラブルに見舞われ早々に予選を終えることとなったハジャルは7番手となった。
マローニは20番手、宮田は21番手と浮上叶わず。ロダン・モータースポーツ勢は揃って後方に沈む結果となった。
29日に行われるスプリントレース(決勝レース1)のスターティンググリッドは予選トップ10がリバースグリッドで決定されるため、10番手タイムを記録したクッシュ・マイニ(インビクタ・レーシング/アルピーヌ育成)がポールシッターとなった。
2024年FIA F2第7戦シュピールベルクのスプリントレースは、29日の日本時間20時30分(現地時間13時30分)より、28周もしくは45分+1周で行われる。
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■2024年FIA F2第7戦シュピールベルク 予選正式結果
Pos. No. Driver Team Time
1 11 D.ハウガー MPモータースポーツ 1’15.487
2 24 J.デュルクセン AIXレーシング 1’15.495
3 10 G.ボルトレート インビクタ・レーシング 1’15.601
4 12 F.コラピント MPモータースポーツ 1’15.648
5 17 P.アーロン ハイテック・パルスエイト 1’15.721
6 25 T.バーナード AIXレーシング 1’15.807
7 20 I.ハジャル カンポス・レーシング 1’15.828
8 21 J.マルティ カンポス・レーシング 1’15.893
9 3 O.ベアマン プレマ・レーシング 1’15.900
10 9 K.マイニ インビクタ・レーシング 1’15.911
11 16 A.コルデール ハイテック・パルスエイト 1’15.920
12 2 Z.オサリバン ARTグランプリ 1’15.969
13 1 V.マルタンス ARTグランプリ 1’15.995
14 7 J.クロフォード ダムス・ルーカスオイル 1’16.007
15 14 E.フィッティパルディ ファン・アメルスフォールト・レーシング 1’16.047
16 4 A.アントネッリ プレマ・レーシング 1’16.158
17 22 R.フェルシュフォー トライデント 1’16.217
18 15 R.ヴィラゴメス ファン・アメルスフォールト・レーシング 1’16.270
19 8 J.コレア ダムス・ルーカスオイル 1’16.290
20 5 Z.マローニ ロダン・モータースポーツ 1’16.292
21 6 宮田莉朋 ロダン・モータースポーツ 1’16.348
22 23 R.スタネ トライデント 1’16.462
投稿 ハウガーが今季2度目のPP獲得。FP最速のハジャルを不運が襲う/FIA F2第7戦シュピールベルク予選 は autosport web に最初に表示されました。