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【陸上 日本選手権 男子5000メートル(28日)】
田村和希(住友電工、山口・西京高出)が13分21秒56の自己ベストで6位入賞を飾った。「今季は(13分)30秒台を連発していた。ことし1月から米国で練習させてもらっていることがようやく形となって表れてきたかな」と汗を拭った。
序盤は後方から前を見る展開。徐々に順位を上げていき、ラスト2周で仕掛けたときにアクシデントが起こった。残り700メートル付近で塩尻和也(富士通)がバランスを崩した際にすぐそばを走っていたため、「リズムが崩れてしまった」。それでも言い訳はせず、「僕のトレーニング不足。そこで動きを崩されないように、どんな状況でも自分の走りを出せるようにしないといけない」と表情を引き締めた。
目標とするのは来年に東京である世界選手権での代表入り。「(米国では)世界レベルの選手を育てているコーチの下でやらせてもらっている。それをどれだけ吸収できるか。(今大会で自己ベストをマークして)ようやく階段を上ったなという感覚なので、ここから一気に伸びていければ」と前を向いた。
また、弟で「田村三兄弟」次男の友佑(黒崎播磨、山口・岩国工高出)も13分23秒74の自己ベストで9位に入った。