はじめまして。元LLPWの“元祖女子高校生レスラー”佐藤めぐみです。このたび7月21日のプロレスリング酒井組 旗揚げ興行・新宿FACE大会で再デビューさせていただくことになりました。
プロレスとの出会いは高校1年生の時、仲の良かった友達が女子プロレス好きでプロレスを見に行こうと誘われて、初めは怖いイメージしかなかったので断っていたのですが、どうしてもというので一緒に生で観戦したその日の帰り道にプロレスラーになるための本を買って読んでいました。そのくらいプロレスに魅力を感じて自分もプロレスラーになりたいと思いました。
初めは全日本女子プロレスのオーディションを受けたのですが落ちてしまいました。でもどうしてもプロレスラーになりたかったので、情報を集めながらLLPWのオーディションを受けました。合格した時、まだ高校に在学中だったので部活とプロレスの練習を両立させながらLLPWの道場がある埼玉まで通っていました。プロテストを受け、1度目は落ちましたが2度目で合格。元祖女子高校生レスラーとしてデビューし、夢だったプロレスラーになることができました。
高校を卒業してから寮に入り、それまで実家にいた私は料理が苦手で、料理当番の日はカレーとシチューくらいしか作れませんでした。月に何度か先輩がちゃんこを作ってくださる日があったのですが、雑用が終わってからのちゃんこはほぼ具なしでした。それでもちゃんこの日が楽しみで、あの味は今でも忘れらません。
プロレスラーとしてプロレスの聖地、後楽園ホールで何度か試合をしたり、タイトル戦に挑戦する機会をいただいたり、地方巡業に行ったり数々の思い出がありますが、プロとしてリングに立つにはまだまだ自分自身が未熟で完成していなかった為、簡単に手放してしまいました。その結果、自覚と意識の足りなさからそれまでお世話になった方や先輩方への迷惑を顧みず、後先を考えないで突発的にそのままドロップアウトする形になりました。
LLPWを辞めてから実家に戻りアルバイトをしながら生活をしていました。その後、結婚、出産し3人の子供を授かりました。現在は離婚をして普段は看護助手として正社員で働いています。子育てをし社会経験を積んでいくうちに、昔の自分を振り返ることが増えるようになり、LLPWを辞めたことがその後の人生において、その時の自分の行動がいかに浅はかで軽率だったかということを痛感するようになりました。身勝手で中途半端に終わらせてしまった自分をずっと悔やみながら引きずって生きて来ました。
この後悔はもう一度挑戦することでしか消えることはないと考え、再びリングに立つことを決意しました。もう一度プロレスラーになるための道を考えていた頃、酒井選手と出会いました。47歳でプロレスデビューし、「挑戦することに年齢は関係ない」というスローガンを掲げ、目標に向かって突き進む酒井選手に彼の強い意志を感じ、共鳴しました。
酒井組長から酒井組旗揚げ興行で再挑戦する機会をもらい、酒井組興行限定での出場とはなりますが、今度は自分が納得できるまでやり切る覚悟です。
挑戦することへの怖さもありますが、一度は捨ててしまった夢であったプロレスラーの自分を取り戻すために力の限り挑みたいと思います。
当日は、元LLPWの紅夜叉さん、長嶋美智子さんにもご登場いただきます。お2人も歌手になりたいという夢を叶えるために実現に向けて始動されていて、酒井組長のスローガンに賛同してくださり、今回の興行で長嶋さん作詞の『we never give up』という曲を初披露していただくことになりました。
「挑戦することに年齢は関係ない」
酒井組長はじめ、試合を引き受けてくださった広田さくら選手、ご縁で繋がり参加してくださる皆様に感謝申し上げます。
『プロレスリング酒井組 旗揚げ興行』
日程：2024年7月21日（日）
開始：18:00
会場：東京・新宿FACE
▼メインイベント 旗揚げ記念特別試合 60分1本勝負
酒井博生／ザ・グレートサスケ
vs
藤原喜明／田中将斗
▼セミファイナル 30分1本勝負
バラモンシュウ／バラモンケイ／伊東優作
vs
クリス・ヴァイス／菅原拓也／横山佳和
▼佐藤めぐみ再デビュー戦 20分1本勝負
佐藤めぐみ
vs
シン・広田さくら
▼30分1本勝負
ガッツ石島／HASEGAWA
vs
レザーフェイス／フレディ・クルーガー
▼30分1本勝負
佐野直／田馬場貴裕／KURO-OBI
vs
吉田孝志／ヒデ久保田／ヤス久保田
▼20分1本勝負
大家健
vs
洞口義浩
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