動物園からシカ2頭逃げる 沖縄こどもの国、1頭は捕獲 「近づくと驚いて攻撃する可能性も」と注意呼びかけ

 28日午前11時50分ごろ、沖縄市の沖縄こどもの国で、ホンシュウジカ2頭が逃げ出した。約55分後、1頭は園内にいるところを発見され捕獲されたが、残り1頭は同日午後11時現在、見つかっていない。園外に逃走しているとみられ、園の職員ら約30人で捜索している。

 逃走中のシカは、体高約130センチのメスで、角はなく耳にタグをつけている。園の担当者は「シカは人間が近づくと驚いて攻撃する可能性もある。見つけたら近づいたりせずに、ゆっくり離れてほしい」と注意を呼びかけている。

 園は同日午後2時前から臨時休園し、29日も終日休園する。シカを見かけた場合は同園まで、電話098(933)4190。

 同園では2019年にもヤクシマザル14匹が逃げ出し、3日間にわたって逃走劇を繰り広げたことがある。(中部報道部・比嘉大熙)

沖縄こどもの国で飼育されているホンシュウジカ(同園提供)

© 株式会社沖縄タイムス社