米陸上200mで「遊戯王ウルトラレアカード」を見せびらかす王者に笑撃「手札抹殺されるぞ…」

男子100メートルのノア・ライルズ【写真:Getty Images】

男子100メートル世界王者ノア・ライルズ

パリ五輪に向けた陸上の米国代表トライアルで遊戯王カードを取り出すランナーが話題を集めている。27日(日本時間28日)、男子200メートル予選に登場したノア・ライルズ。スタート前に珍パフォーマンスを披露した画像を米メディアが公開。米ファンから「他ランナーが手札抹殺出してくるぞ」とツッコまれている。

異例の光景だった。7レーンで白いウェアを着たライルズ。おもむろに取り出したのは、なんと、遊戯王カードだった。「封印されし者の右腕」と「封印されし者の左腕」をカメラに向かってアピール。ウルトラレアカードを見せびらかすようにして脇にしまうと、レースでは快走して1着フィニッシュした。

ライルズは23日(同24日)の男子100メートル決勝では、「封印されしエクゾディア」を身につけて走り優勝。米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式Xが実際の画像を公開すると、米ファンからは、「手札抹殺」の画像とともに「他のランナーがこのカード出してくるぞ」とジョークが飛ばされた他にも、反響が寄せられている。

「全5枚集めて欲しいな」
「遊戯王カードをモチベーションに使ってるのか」
「オタク文化の勝利だ!!!」
「世代が違う人は困惑してるだろうな」
「制限カードだろ」
「これぞ求めていたコンテンツだ!」

関連する5枚全て揃うと勝利できる特殊なカード。レース後、ライルズは米スポーツ専門局「NBCスポーツ」の中継で「すべて揃えるぞ。明日は両脚だ」「全ての遊戯王ファンはデカいことが起きると理解しているよ」と“召喚”へ意気込んでいた。昨年のブダペスト世界陸上では男子100&200メートル、4×100メートルリレーの3冠を達成。パリ五輪でも注目アスリートの一人だ。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2