梅雨明けした20日、沖縄県金武町の金武ダムで越流(オーバーフロー)=写真=をひと目見ようと、県内各地から多くの人が訪れた。
越流は、計画規模を越える水がダムに流入した場合、ダム水が洪水吐きから流れ出る仕組み。越流は11日ごろから始まったという。
金武ダム管理支所によると、洪水吐きは幅30メートル。那覇市から友人と来た玉那覇昌記さん(79)は、スマホを片手に越流の様子をいろいろな角度から撮影し、「素晴らしい景色です。感動的ですね」と笑顔で話した。
屋嘉比柴孝さん(71)は「私は過去に福地ダムの越流を見学したことがある。今日は時間がないので名護の羽地ダムまで行き、やんばるのきれいな空気をたっぷりと吸ってきます」と話した。(玉城学通信員)