「エンドウは一流ではない」遠藤航が驚きの提言をした守備的MFの補強。リバプールは守田英正が「何でもできる」と称賛した“元相棒”の獲得も。地元メディアが見解

アルネ・スロットを新監督に迎えたリバプールは、守備的MFの補強が注目されている。

様々な報道が出るなか、遠藤航は『ABEMAスポーツタイム』で「中盤の6番は獲ったほうがいいと思っている」と発言。チーム全体の強化につながるのであれば、ライバルの補強を歓迎するとの見解を示し、現地でも驚きをもって報じられた。

そんななか、地元メディア『Liverpool World』は「リバプールはアドバイスに耳を傾けることで、マンチェスター・ユナイテッドの移籍のハイジャックを成功させる可能性がある」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。

「リバプールのファンの多くがそう言っている。エンドウでさえもそれを認めている。それは、新たな守備的MFの獲得だ。現在のチームで、シニア選手として認められているのはエンドウだけだ。2024-25シーズンにプレミアリーグで挑戦するなら、レッズにとって十分な選手層の厚さがあるかどうかについては疑問が残る」

【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット
同メディアは「しかし、エンドウがレッズの正真正銘の6番になれるかどうかについては議論がある。彼が一流クラスには入らないというのは妥当な議論だ。そして31歳のエンドウは、クラブに成功をもたらすなら、誰か別の選手が来るのもいい考えかもしれないとさえ認めている」と報道。こう綴っている。

「リバプールが本当に興味を持っているのであれば、今回は市場に出ている選手は少ないかもしれない。しかし、2023年に移籍が噂されていた選手で、売りに出されているように見えるのがマヌエル・ウガルテだ。このウルグアイ代表の代理人ホルヘ・チハネ氏は12か月前、クライアントがスポルティングを退団することが明らかになったときにレッズが関心を示していたことを明らかにした」

記事は「ウガルテは移籍金6000万ユーロと報じられているパリ・サンジェルマンを選んだ。しかしながら、PSGのリーグ・アンとフランスカップ優勝に貢献したにもかかわらず、この24歳の選手は今や不要になったようだ。ウガルテはシーズン終盤に先発メンバーから外れた」とし、こう続けている。

「ウガルテはパリに移籍してからわずか1年で移籍の可能性があるようだ。報道によると、マンチェスター・ユナイテッドがすでに興味を示しているという。テレグラフ紙は、PSGの情報筋がオールド・トラフォード側からのオファーを、彼らの評価額を下回るとして断ったと報じている。さらに、プレミアリーグの他のクラブも興味を持っているとされている」

そして、コディ・ガクポやライアン・フラーフェンベルフの争奪戦でリバプールがユナイテッドに勝利した事実を紹介。「リバプールが守備的MFのオプションを強化したいのであれば、現在コパ・アメリカでウルグアイ代表として(リバプールのダルウィン・)ヌニェスと共に戦っているウガルテが候補に挙がるかもしれない」と見立てている。

ウガルテといえば、スポルティング時代は日本代表MF守田英正とダブルボランチを組んでいた。守田はかつて、その相棒についてこう語っていた。

「彼はより守備で貢献できる選手で僕も本当に助かっている。それだけじゃなくてビルドアップの参加だったり、本当に何でもできる選手。若くて本当にいい選手なんじゃないかなと思う」

そのウガルテのイングランド上陸は果たしてあるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社