「韓流は衰退しつつある」台湾文化相の発言に、韓国教授が反発「韓国の文化に対する劣等感」

26日、韓国・東亜日報によると、李遠・台湾文化相が「韓流は衰退しつつある。これからは台湾流だ」と発言したことに対し、韓国の徐ギョン徳教授が「韓国の文化に対する劣等感だ」と反発した。資料写真。

2024年6月26日、韓国・東亜日報によると、李遠・台湾文化相が「韓流は衰退しつつある。これからは台湾流だ」と発言したことに対し、韓国の広報活動を行う誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が「韓国の文化に対する劣等感だ」と反発した。

記事によると、李遠文化相は24日に行われたメディアとのインタビューで「台湾は韓流の成長に大きく寄与してきた」「韓流は過度な商業化により衰退し始めた。これからは台湾流だ」「台湾監督らによる最高の作品が今年公開される」などの趣旨の発言をした。

これに対し徐教授は「韓流が世界に広がる中、21年には張軍・国連中国大使がキムチを漬ける写真と文章を自身のSNSに投稿して大きな波紋を呼んだ」とした上で、「台湾が韓流にある程度寄与したという部分は認めるが、中華圏のリーダーらの韓国文化に対する劣等感は今後さらに強くなると予想される」「韓国のコンテンツについてあれこれ意見するだけでなく、他国の文化を尊重することを学んでほしい。それこそが文化に対する正しい姿勢だ」と指摘したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国がそんなにうらやましいのかな?」「台湾文化相の願望には興味ないよ」「香港映画は知っているけど、台湾映画は聞いたことがない」「自分たちは自分たちで頑張ればいい。なぜ他の国をおとしめる発言をするのか」「韓流が衰退しても、台湾流は韓流の足元にも及ばない」などの声が上がっている。

一方で「韓流の商業化には同感する。過度な商業化は韓国のイメージを失墜させる。熱狂的なファンに依存するアイドル文化は特に問題だ」「韓流が衰退しているのは確実だよ。同じようなグループばかりだから飽きられる」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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