パリ五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権第2日は28日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われ、女子400メートルで松本奈菜子(27)=東邦銀行=が53秒46で2年ぶり3度目の優勝を飾った。五輪の参加標準記録には届かなかった。井戸アビゲイル風果(23)=同=は53秒70で3位だった。
松本は静岡県出身。筑波大卒。浜松市立高(静岡)時代の2014年に初優勝した。19年に東邦銀行に入行してからは、22年に続く2度目の優勝となった。
松本は「けがの影響で感覚を走りに落とし込めていないところはあったが、優勝できたことはうれしい」と喜びを語った。
男子5000、遠藤24位
男子5000メートルの遠藤日向(25)=住友電工、学法石川高卒=は13分52秒78で24位だった。