「ビリオン×スクール」制作発表イベントで山田涼介の顔面が強すぎて、事務所後輩の松田元太からクレーム!?

フジテレビ系で7月5日スタートの連続ドラマ「ビリオン×スクール」(金曜午後9:00、初回15分拡大)の制作発表イベントが開催され、主演の山田涼介Hey! Say! JUMP)、共演の木南晴夏水沢林太郎松田元太Travis Japan)、水野美紀市村正親が出席。公開授業の形式で行われた制作発表は、学園ドラマのイメージで始業のチャイムで幕を開けると、日本一の財閥系企業グループのCEO・加賀美零を演じる山田が、秘書兼ボディーガードの芹沢一花役の木南とともに、リムジンに乗って登場。イベントに参加していた一般客から黄色い声が上がった。

「ビリオン×スクール」は、日本一の財閥系企業のトップであり億万長者=“ビリオネア”の加賀美が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒と共に成長していく姿を描く、オリジナルストーリーの学園コメディーだ。演出は、「うちの弁護士は手がかかる」(フジテレビ系)や、「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)を手掛けたヒットメーカー・瑠東東一郎氏が担当登場人物の心情を丁寧に描きながらもテンポよく、かつスタイリッシュに仕上げる瑠東氏が山田とタッグを組み、新たな学園ドラマを世に送り出す。

司会の生田竜聖アナウンサーから役どころを紹介された5人は、それぞれ一言ずつあいさつしていく。そして、印象に残っている撮影中のエピソードなどをトークするコーナーへ。

山田は、「生徒のみんなと向き合っているシーンと、芹沢さんと向き合っているシーンと、市村さんが演じるお父さんと向き合っているシーンでは色が違いすぎて、それぞれ別のドラマを撮っているような感覚になっています。毎日、『加賀美のキャラクターってこれで合っていたっけ?』と自問自答しながら撮影している感じです。真面目なときもあり、ふざけているときもあって、すごく人間っぽいところがあるので、それもこのドラマの魅力の一つになっているのかなと思います」と振り返る。

次に木南が「私は色が違うと思っているのは、職員室のシーンですね。職員室のシーンだけ、新喜劇みたいな感じになっているんです。コミカルな中でもジーンとくるシーンがありますし、深いドラマなのですが、職員室のシーンで繰り出されるアドリブがすごくて…。教頭先生を演じている永野宗典さんがとんでもないアドリブを毎回繰り出してくるので耐えなければいけないのですが、私と山田くんが耐えきれていないところがあって、そこが果たしてオンエアで使われるのか不安ではあります」と心境を吐露した。

職員室のシーンをまだ撮影していないという校長役の水野は、「海外赴任中という設定なので、昨日市村さんと2人で会食のシーンを撮影しました。木南さんがおっしゃるように、このドラマはコメディー的な空気やいろいろな要素が楽しめる贅沢なドラマになっていると思います。昨日撮影した市村さんとのシーンは重厚なシチュエーションだったのですが、その撮影が終わった途端に『やったー! 終わりだよ』と、市村さんがまったく別のキャラになって喜んでいたのでビックリしました」と暴露した。

そんな市村は、零の父・加賀美治役を演じる。息子役の山田について「私にも息子がいますが、こちらの息子はとてもハンサムで、パパ似だなと思っています(笑)」と、市村があいさつすると、キャスト陣から笑いが起こる。自身の役どころについては「重厚な役どころですけど、自分はそんな人間ではないんですけど、役ですので一生懸命重厚感を出そうと思っています。皆さん、治のことを怖がっているんですね。だから現場で『おさむちゃんで~す!』と言ったりして場の空気を少しでも和ませるようにしています」と話し、気を使っている様子が伺えた。

続けて、生徒役の水沢と松田にマイクが渡る。まず、水沢が印象的なシーンについて「僕がバッドで窓ガラスを割るシーンで実際にガラスを割りました。人生初、本気でガラスを割りましたが、何とも言えない感じでした。悪いことをしているのは分かっているんですけど、ちょっと楽しかったです。でも、もう1回やれと言われたら、同じようには出来ないから、あの時できて良かったです(笑)」と素直な気持ちを告白した。

一方の松田は、「山田くんが演じる加賀美先生のアクションシーンがあるんですけど、加賀美先生って強いんですよ。その、“1パンチ”の効果音みたいなものが勝手に聞こえてくる感じでした」と言いながらパンチするジェスチャーをして、「パンパン、バンバンみたいな。1パンチが必殺技くらい威力があるので、カッコいいなと思いながら、流されないようになんとか頑張って、加賀美先生との距離を楽しみながら撮影していきたいなと思いました」と話した。

その後、山田が初の教師役に挑むということで、事前に募集した学生生活の悩みに答えていくコーナーへ。「人前で話すのが苦手です。どうしたら緊張せずに自信を持って発言できるようになりますか?」という悩みに対して、「僕は、緊張を楽しむようにしています」と回答した山田。すると、松田が「僕は意外と緊張しませんね」と発言。どんな時に緊張するのかを聞かれると、「山田くんにお会いすると変な緊張スイッチが勝手にONになるんです。お話する時、すごく目を見てくださるじゃないですか。自分が顔面強いってことを忘れないでほしいです。“顔面強し男”という自覚を持った方が良いです。顔面のレベチ(レベル違い)にやられすぎて具合が悪くなります。そういうときは、山田くんの頭にチューリップを咲かせたりして、かわいらしいイメージを勝手に想像して乗り越えています」と答えた松田の発言から、2人の仲の良さが伝わってきた。

ほかに「好きな人とクラス替えで別になってしまいました。好きな人を振り向かせるにはどうしたらいいですか?」「今年受験生なのに、勉強のやる気が出ません。喝を入れてください!」という悩みに、登壇者たちが真剣に答えていった。最後に記者から「学生時代の一番の思い出」について聞かれると、実際に経験した思い出について明かしていった。

さらに、6月28日に50歳の誕生日を迎える水野を祝うため、3年0組の生徒役で出演する大原梓奥野壮柏木悠、上坂樹里、倉沢杏菜、小宮山莉渚がサプライズで登場。ケーキと花束のプレゼントが水野に贈られた。イベントの最後に、山田から「自分で言うのも変な話かもしれないですけど、本当に面白いドラマになるんじゃないかなと思っておりますし、その自信があります。第1話からとんでもない金額がかかったドラマです(笑)。一般常識では考えられない大胆な解決方法で加賀美が奮闘する姿、そして、ここにいる生徒たちを含めた次世代のスターたちが頑張ってくれていますので、応援してくれるといいなと思っております。金曜日午後9時、泣いて笑って、『ビリオン×スクール』を楽しんでいただけたらなと思います」とメッセージが送られた。

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