夏の高校野球県大会・出場41チームの対戦カード決定 来年度統合の「米工」と「米商」が今夏最後の対戦【山形発】

高校球児の暑い夏がまもなく始まる。夏の高校野球県大会の組み合わせ抽選会が6月27日に行われ、出場する41チームの対戦カードが決まった。

春の県大会優勝「鶴岡東」はAブロック

山形市で行われた組み合わせ抽選会には、大会に出場する45校41チームのキャプテンが参加した。

2024年は、部員数が少ない天童と谷地が2校連合チーム、置賜農業・米沢商業・高畠・上山明新館が4校連合チームで出場する。

<Aブロック>

春の県大会優勝で、2年ぶりの夏制覇を狙う第1シードの鶴岡東は、2023年・2022年に準優勝した山形中央と南陽の勝者と。

ここ数年、優勝まであと少しと迫っている東海大山形は、新庄東と村山産業の勝者と初戦を戦う。

鶴岡東の小林優星主将は、「去年悔しい思いをしてこの1年間やってきたので、本当に今までやってきたプレーを出すだけだと思っている。優勝して絶対に甲子園ベスト8というのを目標にやる」と意気込む。

来年度統合の「米工」と「米商」が対戦

<Bブロック>

夏連覇、県内最多の20回目の夏の甲子園出場を目指す第3シードの日大山形は、左沢と致道館の勝者と戦う。
優勝経験のある米沢工業は、4校連合と初戦。4校連合には米沢商業が入っていて、2025年度に統合する米工と米商が最後の夏にぶつかることになる。

4校連合・米沢商業の星優哉主将は、「はじめのほうはコミュニケーションもなかなかとれずに連係でミスプレーが出ていたが、最近では練習・練習試合を重ねて、連係ミスなく声も掛け合って良いプレーができている。それぞれの個性を生かしながら試合に臨みたい」と語った。

<Cブロック>

春の県大会準優勝で第2シード・初優勝を目指す山形城北は、創学館と酒田光陵の勝者と。3年ぶりに単独チームで出場する北村山は、新庄北と対戦する。

山形城北の平田陸渡主将は、「春の大会で準優勝することができてやっぱり自信につながっているので、『夏、どこにも負けないんだ』という強い気持ちでやっていきたい。甲子園に出場したことがないので、この夏絶対に甲子園に出場したい」と気持ちを奮い立たせる。

選手宣誓は「酒田東」の尾形瑛智主将

<Dブロック>

第4シードで12年ぶりの優勝を目指す酒田南は、酒田東と米沢中央の勝者と初戦を戦う。

また抽選の結果、選手宣誓を務めることが決定した酒田東の尾形瑛智主将は、「全部の高校の気持ちを背負って選手宣誓したい」と決意を改め、「忘れられない、記憶に残ると思うので楽しんで頑張る」と語った。

大会は7月12日に開幕、26日の決勝まで15日間の熱い夏がまもなく始まる。

(さくらんぼテレビ)

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