男性死亡 背中を包丁で刺した兄逮捕 家族5人暮らし、35歳無職の兄と33歳弟にトラブルあったか 自ら「弟を刺した」と通報 駆け付けた警察官に犯行を認める

西入間署=埼玉県坂戸市関間

 自宅内で同居の弟を刃物で刺して殺害したとして、埼玉県警西入間署は27日、殺人の疑いで、鶴ケ島市五味ケ谷、無職の男(35)を逮捕した。同署は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、動機や詳しい経緯を調べている。

 逮捕容疑は27日正午ごろ、同居する弟(33)の背部などを包丁で刺すなどして殺害した疑い。「家にあった包丁で背中などを突き刺して殺した」と容疑を認めているという。

 同署によると、男は家族5人暮らし。同日午後2時50分ごろ、男が「弟を刺した。意識、呼吸がない」と119番。警察官が現場に駆け付け、2階建て住宅の1階居室内で血を流し、死亡した状態で倒れている弟を発見した。上半身に複数の切創があり、住宅内から血の付いた刃物が見つかった。ほかの家族は無事だった。警察官が男に事情を聴いたところ、犯行を認めたため逮捕した。

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