来月、春日井市でフォーラム 全国近代化遺産活用連絡協議会

 全国近代化遺産活用連絡協議会と春日井市は、7月24~26の3日間、同協議会「春日井大会」を開催する。春日井市では初開催。

 近代化遺産とは、幕末から第2次世界大戦までの間に、近代化手法によって建設され、日本の近代化に貢献した産業、交通、土木に関する遺産を指す。春日井大会では、市の地域資源である旧国鉄中央線の廃線跡「愛岐トンネル群」をはじめ、全国の近代化遺産の意義や継承への課題などを考えるフォーラムを開催する。

 24日は、テーマを「近代化遺産をつなぐ」とし、早稲田大学名誉教授で博物館明治村館長の中川武氏による基調講演やディスカッションが行われる。場所は同市鳥居松町の文化フォーラム春日井。時間は午後1時半から。

 25日は、同市松新町のホテルプラザ勝川で、「次世代につなぐ手法―保存・活用の手法」をテーマに、群馬県富岡市や日本放送協会などの事例を報告する。時間は午前9時から。

 24、25の両日のみ、一般参加が可能。入場無料。予約不要。問い合わせは市産業部経済振興課(電話0568.85.6244)まで。(尾東)

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