地元応援「五十路のラジオ」 多彩なゲスト じゃんじゃん紹介 時津の小西さん、山﨑さん

収録を終えた相川教育長(中央)と「とぎついそじーず」のあっちゃん(左)とのんちゃん=時津町役場

 西彼時津町の50代女性2人が、同町を中心に西彼長与町、長崎市北部など近隣地域を応援する番組「五十路(いそじ)のラジオ」を動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で配信している。毎回、地域内の企業、店舗、個人を問わず多様なジャンルからゲストを迎え、PRしてもらう内容。「地元で頑張っている人をじゃんじゃん紹介していきたい」と張り切る。
 2人は同町出身、在住の「あっちゃん」こと小西厚子さん(51)=元中学校英語教諭=と、「のんちゃん」こと山﨑希さん(51)=自営業=。コンビ名は「とぎついそじーず」。共通の活動を通して昨年秋に知り合い、時津を盛り上げるために何かしたいと意気投合。「50代がYouTubeをやるのも面白いのでは」と話が進んだ。小西さんがやりたかったラジオパーソナリティーの要素を取り入れ、動画はゲストを迎えるラジオ形式にした。
 出演を依頼したりされたりして、ボランティアで活動している。今年3月中旬の初回からこれまで24組の動画をアップした。老舗まんじゅう店や製薬会社、工業部品メーカー、ホテル、飲食店、個人ではご当地タレントらさまざま。明るく、素のままの2人がインタビューした内容を15分前後に編集する。
 最も新しい回では、時津町の教育界代表として依頼した相川節子教育長が出演。「親子の会話を10分でもしてほしい」などとメッセージを発した。
 2人は「ゲストの方々はトークが上手」「引っ込み思案に見えて、アピールしたい気持ちがありそう」と話し、発信の手助けにやりがいを感じているようだ。当面は今のスタイルで認知度を上げていきたいという。「動画を通して『面白い人がいる』『面白い町』と認識されれば、活性化の一助になるのでは」と語った。

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