新型コロナ感染、沖縄で急増 定点当たり25.68人、今年に入って初の20人超え【6月17~23日】

(資料写真)新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は28日、新型コロナウイルス感染者数の定点把握状況を発表した。17~23日の1週間に県内53定点医療機関から報告された患者数は1361人で、前週と比べ約1.4倍に急増した。1定点当たり25.68人で、今年に入ってから初めて20人を超えた。夏場は増加傾向にあることから、県は換気などの感染予防を呼びかけている。

 1定点あたりの患者数は5月上旬に10人を超え、直近の2週間は横ばいから微減となっていたが、今回再び増加に転じた。年齢別では60歳以上が43.0%で最も多く、次いで50代10.8%となった。保健所別では南部32.93人、那覇市27.0人などとなった。

 基幹定点医療機関(7カ所)からの入院患者届け出数は前週比約1.3倍の139人で、3週連続100人を超えた。(社会部・下里潤)

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