陸上日本選手権女子400 松本(東邦銀行)3度目V パリ五輪参加標準は届かず

 パリ五輪の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権2日目は28日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われ、女子400メートルは松本奈菜子(27)=東邦銀行=が53秒46で2022(令和4)年以来、2年ぶり3度目の優勝を果たした。パリ五輪の参加標準記録(50秒95)には届かなかった。

 松本はスタートから積極的に飛ばした。最終直線では53秒70で3位に入った井戸アビゲイル風果(23)=東邦銀行=ら3人による競り合いを僅差で制した。

 松本は静岡県出身。浜松市立高3年時に福島市で開催された日本選手権の女子400メートルで初優勝。筑波大を卒業後、2019年に東邦銀行陸上部に入部した。

 男子5000メートルでパリ五輪を目指す遠藤日向(25)=住友電工、学法石川高出身=は13分52秒78の24位だった。

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