映画『バットマン ビギンズ』で主演を演じた俳優のクリスチャン・ベールが、同シリーズの撮影秘話を明かし、話題を呼んでいます。
クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」トリロジー全作で、バットマン/ブルース・ウェイン役を務めたクリスチャン。
ストーリーの舞台である架空の都市「ゴッサム・シティ」の撮影は、世界各地でロケが行われたといいます。
3作目の『ダークナイト ライジング(2012年)』では、ウェイン・エンタープライズ(主人公ブルース・ウェインの会社)の正面玄関の撮影に、トランプ・タワーが使用されました。
当時、タワーの共同所有であるトランプ氏と、撮影現場で会う機会があったそう。
2018年に行われたインタビュー で、クリスチャンはトランプ氏とのやりとりをこう振り返っています。
「トランプ氏には、一度お会いしたことがあります」
「トランプ氏は、本気で私のことをバッドマン(ブルース・ウェイン)だと思っているようでした。衣装を着ていたからかもしれません」
「ブルースに話すみたいに、私に話しかけてきたんです」
イギリス出身のクリスチャンですが、トランプ氏と話したときは、役の通りアメリカ訛りの英語で会話を続けたそう。
「おもしろかったです。トランプ氏が、のちに大統領になるなんて想像もしていませんでしたけど」
ニューヨークにあるトランプ・タワー
インタビューから6年後の今年6月、あるファンがクリスチャンのインタビューをXに再掲載 し、大きな注目を集めました。
💬「ブルース・ウェインと勘違いしているなんて、トランプっぽいね笑」
この撮影エピソードに、Xではさまざまな反応が寄せられています。
💬「トランプさん、『ウェイン・エンタープライズとは、何件が案件を進めていてね』とか言ってそう笑」
💬「トランプさん、お笑いのセンス持ってるんだねw」
撮影期間は役になりきる、徹底した役作りで知られているクリスチャン。こんな意見も寄せられました。
💬「クリスチャンが(役柄に徹底的に入り込む)メソッド演技法を実践している俳優だって、トランプ氏が知ってたならただ付き合ってあげていたのかも。それなら優しいね」
この記事は英語 から翻訳・編集しました。編集:清水和華子