西部陸海新ルート、中国-マレーシアを双方向で運行

西部陸海新ルート、中国-マレーシアを双方向で運行

 【新華社重慶6月29日】中国西部地域と東南アジア諸国を結ぶ輸送ルート「西部陸海新ルート」を通ってマレーシアに向かう貨物列車が27日、化学工業原料を積んだ標準コンテナ40個を搭載し重慶市江津区の小南埡(しょうなんお)駅を出発した。

 列車はラオス、タイを経由し、9日かけてマレーシアに到着する。一方、マレーシア・セランゴール州のスンガイウェイ駅でも東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の農産物や食品、生活用品を積んだ標準コンテナ48個を載せた貨物列車が重慶に向けて出発した。

 列車は西部陸海新ルートで初めて中国、ラオス、タイ、マレーシアの4カ国を経由。全行程で鉄道輸送を採用している。(記者/李愛斌)

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