京都の循環バス「観光客も無料」 8月末まで、ニーズを調査

笠置町民以外にも利用対象を広げる実証実験を行う「町循環バス」(笠置町笠置・JR笠置駅)

 京都府笠置町は6月15日から約2カ月間、町直営で住民対象の「循環バス」について、町外からの客も乗車可能とする実証実験を行っている。「観光客など、町内外のバスのニーズを把握したい」としている。

 循環バスは2003年頃から、町民を対象に無料運行を開始した。「笠置いこいの館」(笠置)から、切山・奥方面と飛鳥路など西奥方面とをつなぐ2路線で、定員10人程度の「コミューターバス」を平日2台、土日祝は1台体制で運行している。

 8月31日までの実証実験期間中は、町外からの訪問者も無料で利用できる。JR笠置駅などにチラシを設置し、ハイキングやキャンプ場の客らに乗車を促し、利用実態を調査する。

 問い合わせは町商工観光課0743(95)2327。

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