中上貴晶、苦戦の初日も土曜日は「最高のパフォーマンスを発揮する決意」/第8戦オランダGP

 6月28日、2024年MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラス初日のプラクティスがTT・サーキット・アッセンで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はプラクティスを19番手で終えている。

 このコースを得意とする中上は、フリー走行1回目でホンダ勢トップタイムをマークした。金曜日のセッションでは各メーカー、各ライダーごとにタイヤ選択が分かれ、中上はこのセッションではフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを選んだ。午前中はこの1セットのタイヤのみで20周を走り、1分33秒960のタイムで18番手となった。

 午後のプラクティスでは、2種類のタイヤの組み合わせを試した。最初に試したミディアム/ソフトの組み合わせでは、計測14周目に午前のタイムを更新する1分33秒463を記録する。

 セッション後半では前後ソフトを装着し、さらにタイムを短縮。リヤに再度新品ソフトを投入しアタックに向かう。セクター1で自己ベストを記録しながら走行していた中上だったが、セクター3通過目前でイエローフラッグが振られタイム抹消となった。

 翌周、再びアタックを敢行したが、今度はセクター4でイエローフラッグに阻まれてしまう。その結果、タイム更新は叶わず金曜日を19番手で終えた。また、思うように走行できないコース状況に加え、本人はマシンのポテンシャルに苦労していることを口にしており、中上にとって厳しい金曜日となった。

 土曜日はフリー走行2回目、予選、スプリントと大会期間中最多の3つのセッションが開催される日だ。日曜日の決勝に向けて、残されたこれらの機会が結果に結びつくことを期待したい。

■LCRホンダ・イデミツ

中上貴晶(FP1:18番手、プラクティス:19番手)

「厳しい初日でした。苦戦しています。今朝はバイクに自信がもてず、その部分を修正するために懸命に取り組んでいます。しかし、いつものように明日の予選とスプリントに全力を尽くし、これらの課題を克服して最高のパフォーマンスを発揮する決意で臨みます」

中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第8戦オランダGP 初日
中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第8戦オランダGP 初日
中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第8戦オランダGP 初日

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