「ディフェンスが非常に上手い」デイビスがレイカーズ入団のブロニーを高評価!「プレーする準備はできている」<DUNKSHOOT>

現地時間6月26日、ロサンゼルス・レイカーズはNBAドラフト2024の初日に1巡目17位でダルトン・コネクト(テネシー大)を指名。そして翌27日に行なわれた2日目、2巡目全体55位でレブロン・ジェームズの息子ブロニー・ジェームズ(サザンカリフォルニア大)を指名した。

ブロニーは188cm・95kgのコンボガード。来季契約がプレーヤーオプションとなっている父レブロンが残留し、自身が開幕ロスターに残ることができれば、NBA史上初の親子共闘が実現する。

そんななか、デビュー前から大きな注目を集める19歳を、レイカーズでレブロンの相棒を務めるアンソニー・デイビスは高く評価している。

シエラ・キャニオン高最終年に平均14.2点、5.5リバウンド、2.4アシスト、1.8スティールをマークしたブロニーは、高校生版オールスターゲームのジョーダン・ブランド・クラシックとフープ・サミットのメンバーにも選ばれ、2023年5月にサザンカリフォルニア大への進学を発表した。

同年7月の練習中に心停止を起こすアクシデントに見舞われるも、治療によって回復し大学1年目は25試合の出場で平均4.8点、2.8リバウンド、2.1アシストを記録。身体能力を生かしたドライブからチャンスを作り出した一方、フィールドゴール成功率36.6%、3ポイント成功率26.7%とシュートの安定感を欠き、アイザイア・コリアー(1巡目29位でユタ・ジャズが指名)とブギー・エリス(サクラメント・キングスとエグジビット10契約)からスタメンの座を奪うことはできなかった。
それでも、5月に開催されたドラフトコンバインのシューティングドリルで12本連続3ポイントを決め、2日目のスクリメージでは13得点をあげるなど実力をアピールし、晴れてレイカーズ入りとなった。

デイビスは『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者に「彼はディフェンスが非常に上手い。フロアの動きを読むことができるし、優れたプレーメーカーだと思う。(クラッチ・スポーツ主催の)プロデー以外にも、彼のワークアウトやビッグマンと一緒にプレーする様子を見た。彼の判断、ディフェンスの読み方、正しいパスの出し方など、本当に感銘を受けた。レブロンを父に持つことで大きなプレッシャーがかかるけど、彼は自分自身で道を切り開いていくという意志がある。レイカーズでプレーする準備はできていると思うよ」と語った。

『NBA.com』のドラフトサイトでブロニーは、NBAで3&Dになると予想され、総合ではディアンソニー・メルトン(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ディフェンス面はドリュー・ホリデー(ボストン・セルティックス)とパトリック・ベバリー(ミルウォーキー・バックス)が比較対象に挙げられていた。

レブロンのNBA入りから21年後、偉大な父と同じステージに足を踏み入れたブロニー。上手くいけば7月のサマーリーグで一足早くプロデビューを飾ることになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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