藤田寛之は単独首位に浮上 宮本勝昌も予選通過/全米シニア

単独首位に浮上した藤田寛之(Jonathan Ernst USGA)

◇シニアメジャー第3戦◇全米シニアオープン 2日目(28日)◇ニューポートCC (ロードアイランド州)◇6954yd(パー70)

藤田寛之は5バーディ、1ボギーの「66」で回り、首位タイから通算11アンダー単独首位に浮上した。

「今日は少し風と戦って、グリーンが少し硬くなっていた」と冷静な判断をしてスコアメーク。「全体的に安定したパフォーマンスができた。ピン位置をうまく利用しながらボールをグリーンに乗せて転がせた」と自己評価をした。

メジャーの最高位は2005年「全英オープン」での41位で、「アメリカの地で勝ったことがないし、ツアー最高成績は11位(2012年WGC HSBCチャンピオンズ)。メジャーでトップ30に入ったこともない」

日本男子ゴルファーが「全米―」と名前がつくタイトルを取ったことはなく、偉業達成への挑戦がかかる週末となるが「家に帰って夕食を作って、リラックスして寝て。気持ちを切り替えて明日を迎えます」と話した。

5バーディ、1ボギーの「66」でプレーした(Jonathan Ernst USGA)

10アンダー2位は藤田と同じく首位発進をしたリチャード・グリーン(オーストラリア)。通算8アンダー3位に19年大会覇者のスティーブ・ストリッカーとリチャード・ブランド(イングランド)が続いた。

大会初出場の宮本勝昌は「70」でプレーし、カットラインから1打上の1オーバー47位で決勝ラウンドに進出した。同じく初挑戦の増田伸洋は通算10オーバーで予選落ちをした。

ともにパー3の4番、5番と2ホール連続でホールインワンを達成したフランク・ベンセルは通算9オーバーで決勝ラウンドには進めなかった。

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