笹生優花ペアが8連続バーディで大会タイ「58」 ダブルス戦→エビアン優勝の“法則”も?

12バーディで大会記録に並ぶ「58」をマーク。初日の出遅れを跳ね返した(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇ダウ選手権 2日目(28日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6256yd(パー70)

2年連続でコンビを組んだ笹生優花とセリーヌ・ブティエ(フランス)が前半18番(パー3)から8連続を含む12バーディを量産し、フォアボール(ペアのそれぞれがプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用)の大会記録に並ぶ「58」をマークした。2019年の大会スタートから7度目の50台となった。

初日フォアサム(ペアが1つのボールを交互に打つ)では、最終18番のティショットを担当した笹生が池に落としてトリプルボギーフィニッシュ。4オーバー59位と大きく出遅れた。この日は、その18番でブティエが決めたバーディが導火線になった。「とても楽しいラウンド。アテストに入るまで(1番から)7連続バーディを獲れたことを気付いていなかった」と振り返るほど無我夢中だった。

笹生にとってブティエは、「一緒のプレーは安心感がある。とてもいいパートナー」と信頼を置く相手。グリーン上でも2人でしっかりと話し合う場面が目立つ。ブティエも昨年大会でコンビを組んで3位に入った翌週「アムンディ エビアン選手権」でメジャー初優勝を飾った。「(前年大会は)優勝するチャンスもあったし、勢いをつける上で本当にいい一週間だった」とターニングポイントになったことを認める。

笹生は21年大会でもコンビを組んだミンジー・リー(オーストラリア)が翌週のエビアンで優勝した。「皆さん上手ですし、(ペアを組んだ直後に)勝ってくれることはうれしい。ユウカは全然良くないけど…」。昨年3位に入ったエビアンだが、イメージはそれほど良くない様子。まずは滑り込んだ週末のプレーで2週後にフランスで行われるメジャーに弾みをつけたい。(ミシガン州ミッドランド/亀山泰宏)

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