48チームいざ甲子園へ 全国高校野球青森大会の組み合わせ決定 7月9日開幕

抽選の様子をさまざまな表情で見守る各校の主将

 第106回全国高校野球選手権青森大会の組み合わせ抽選会が28日、青森市の県総合社会教育センターで行われた。各校の主将が順番にくじを引き、連合1チームを含む48チーム(参加52校)の対戦カードが決定。7月9日の開幕試合は五所農林と三沢がぶつかる。日程が順調に進めば、決勝は同22日に弘前市のはるか夢球場で実施。選手宣誓は青森東の荒木関隼主将が行う。

 青森市のダイシンベースボールスタジアム、はるか夢球場、八戸市長根公園、六戸メイプルスタジアムの4球場で、48チームがA、B、C、Dの4ブロックに分かれ、トーナメントで優勝を争う。春季県大会8強の弘学聖愛、青森山田、八工大一、弘前、八戸西、三沢商、八学光星、明の星がシード校となり、各ブロックに2校ずつ振り分けられた。

 Aブロックは春の県大会を制し、東北大会で準優勝した弘学聖愛が優位。明の星のほか、三沢、弘前南、青森商などが追う。五所農林と三沢の伝統校がぶつかる開幕戦も注目される。

 Bブロックは弘前、弘前工、東奥義塾、弘前実、弘前東の弘前勢がしのぎを削る。弘前、八戸西を軸に、実力が拮抗(きっこう)しているチームが多く、好ゲームが期待できそうだ。

 Cブロックは、昨年、一昨年と準優勝の八工大一や三沢商が軸になるか。青森北-青森、青森東-八戸、八工大二-五所工科など、1回戦から白熱した戦いが予想される。

 Dブロックには、今春のセンバツ8強の青森山田と、大会3連覇を目指す八学光星が入った。六ケ所、七戸、野辺地、八戸商、百石の5校による十和田・八戸連合は、弘前中央との初戦に臨む。

 開会式は7月9日午前10時半から、青森市のダイシンベースボールスタジアムで行う。

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