倉俣史朗のデザイン展 ガラスの椅子など展示 京都国立近代美術館 京都市左京区

日本の高度経済成長とともに活躍したインテリアデザイナー・倉俣史朗さんの作品を集めた展覧会が、京都市左京区の京都国立近代美術館で開かれています。倉俣さんは1991年に亡くなるまで、遊び心のあるインテリアや家具を多く発表していて、会場には彼の作品のほかスケッチなど、合わせて200点以上が展示されています。なかでも「硝子の椅子」は、板ガラス6枚を貼り付けたというシンプルなつくりですが、そこに自由を表現したとも言われています。また「ミス・ブランチ」と題したアクリル製の椅子は、透明なアクリルの中に造花のバラが浮かんでいて、その華やかさは訪れた人の目を惹きつけます。この展覧会は8月18日まで開かれています。

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