BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレを一部改良。よりスポーティでエレガントなスタイルに

2024年6月27日、BMWジャパンは4シリーズ クーペとカブリオレを一部改良した新型モデルを発表した。デリバリーは、2024年6月からを予定している。

新デザインのLEDヘッドランプなどで精悍なイメージに

かつては3シリーズ クーペ/カブリオレとしてラインナップされていたモデルは、2012年に3シリーズが6代目にフルモデルチェンジされた後、2013年に4シリーズとして独立した。現行型は2020年に登場した2代目となり、今回発表されたモデルは一部改良となる。

新デザインのLEDヘッドランプやブラックアウトされた加飾で、顔つきは精悍になった。

日本仕様の4シリーズは、クーペ/カブリオレとも420i Mスポーツ(以下、420i)とM440i xドライブ(以下、M440i)の2モデルとなった。これらはいずれもBMW M社が開発する高性能マシン「Mモデル」のうち、サーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた「Mパフォーマンスモデル」だ。

エクステリアでは、新デザインのLEDヘッドランプを採用し、M440iのクーペ/カブリオレには、赤で塗装されたMスポーツブレーキ、黒で塗装されたリアスポイラー(420i クーペにオプション、カブリオレには未装備)を採用。フロントまわりで採用されていた従来のセリウムグレーでの加飾部分をブラックとし、さらにヘッドランプ内の光機部をブラックアウトすることで、精悍なイメージを助長している。

M440i クーペ/カブリオレのインテリアでは、Mハイパフォーマンス モデルのM4同様に、BMW MカラーがアクセントとなるMシートベルト、ステアリングホイールにMカラーのステッチ、ステアリングの12時部分を赤くマーキングすることで、Mモデルらしいスポーティなインテリアを実現している。

パワートレーンは、420iは2Lの直4ガソリンターボ+8速AT、M440iは3Lの直6ガソリンターボ+8速AT。駆動方式は、420iはFR、M440iは4WDとなる(クーペ/カブリオレとも)。最新の安全機能・運転支援システムや最新世代のコネクティビティ、BMW デジタルキーの標準装備などは、従来型と変わらない。

クーペのインテリア。日本仕様は右ハンドルとなる。

車両価格(税込)は、以下のとおり。ハンドル位置は、すべて右のみとなる。

●420i クーペ Mスポーツ:694万円
●M440i クーペ xドライブ:1106万円
●420i カブリオレ Mスポーツ:776万円
●M440i カブリオレ xドライブ:1182万円

M440iのクーペ/カブリオレには、赤で塗装されたMスポーツブレーキを採用した。

●全長:4775mm
●全幅:1850mm
●全高:1395mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1550kg<1710kg>
●エンジン種類:直4 DOHC+ターボ
●排気量:1998cc
●最高出力:135kW/5000rpm
●最大トルク:300Nm/1350-4000rpm
●WLTCモード燃費:13.5km/L<13.1km/L>

●全長:4775mm
●全幅:1850mm
●全高:1395mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1730kg<1880kg>
●エンジン種類:直6 DOHC+ターボ
●排気量:2997cc
●最高出力:285kW/5800rpm
●最大トルク:500Nm/1800-5000rpm
●WLTCモード燃費:11.3km/L<11.1km/L>

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