【POG】祖母ブエナビスタの良血オルグジェシダは7.7福島デビュー(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今週から福島、小倉開催がスタートし、夏競馬も本番。ここからの2カ月は夏のローカル開催ということになります。馬サブローは出張者を変えて週末業務を行うので、筆者も毎週ではないですが、何回か福島、新潟に行かせていただきます。その土地ならではのおいしい食事も地方出張の醍醐味ですし、もう若くもない体にはつらいのですが、何とか乗り切りたいと思います。

 さて先週の新馬の振り返りですが、23日の東京芝1600mの新馬戦を勝ったのはジョリーレーヌ(牝、大竹)でした。勝ち時計の1分39秒9は稍重を考慮しても遅いですが、最後の伸び脚は見どころ十分でしたね。テンションが少し高かったので、そこがポイントかもしれませんが、次走が楽しみな走りだったと思います。次走は未定。

 22日の東京芝1800mの新馬戦を勝ったモンドデラモーレ(牡、千葉)は好位からセンスを感じさせる内容でしたね。こちらも次走は未定ですが、この距離で結果を出せたのはいいですね。

 22日の東京芝1400mの新馬戦はサトノカルナバル(牡、堀)が勝利。直線のはじけっぷりは素晴らしかったですね。ちょっとエンジンが違う感じでした。現2歳世代はいい勝ち方をしている馬に関西馬が多い印象でしたが、これはなかなかの器かもしれません。血統や馬体面からは距離が延びても対応できそうな感じがありますし、次走はどこを選択してくるか楽しみですね。

 祖母がブエナビスタという良血オルグジェシダ(牝、宮田、父モーリス、母ソシアルクラブ)は7月7日の福島芝2000mの新馬戦を戸崎圭で予定。

 半兄にアラタ、近親に桜花賞馬ジュエラーがいる良血ファイアリーホット(牡、和田勇、父ミッキーアイル、母サンシャイン)は7月20日の福島芝2000mか7月21日の福島芝1800mを予定しています。

 半姉にフラワーC3着のカンティアーモがいるイルジーリオ(牝、林、父ブリックスアンドモルタル、母リビアーモ)は7月14日の福島芝1800mの新馬戦(牝馬限定)を予定しています。(馬サブロー美浦支局・木村)

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