ベティスは28日、リーズからレンタル加入していたMFマルク・ロカを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は、2029年夏までの5年間と併せて伝えている。
1996年11月26日生まれのロカは現在27歳。左足の高精度なキックが武器のアンカーは、エスパニョールのカンテラ出身だ。2016年夏にトップチーム昇格を果たすと、2017－18シーズンからは故ダニ・ハルケの“21番”を背負うなど、ペリコにとって特別な選手へと成長。在籍4年でクラブ公式戦通算121試合に出場した。その後は、バイエルンとリーズを経て、昨夏にベティスにレンタル加入。コンディション不良により数試合を欠場した時期もあったが、公式戦37試合に出場し4得点3アシストを記録。また、チームのCB事情により、ヨーロッパリーグ（EL）では同ポジションで起用されていた。
スペイン紙『アス』によると、移籍金は450万ユーロ（約7億8000万円）とのこと。昨夏に、クラブ間で合意した契約には、買取オプションこそ付いていなかったものの、リーズが2023－24シーズンにプレミアリーグ昇格を達成できなかった場合は、レンタル期間が1年間延長される条項が盛り込まれていた。結果的に、リーズは昇格を逃していたが、ベティスとロカの意向により、移籍金を支払って完全移籍で獲得するに至ったことを併せて伝えている。
