山形の華やかな文化伝えたい 芸工大生が講師務める花笠飾り付け体験

東北芸術工科大生が講師を努めた花笠作り体験=寒河江市・西根小

 東北芸術工科大(山形市)の学生が講師を務める花笠の飾り付け体験が28日、寒河江市西根小(原田浩治校長)で行われた。同校の2年生45人がそれぞれ飾り付けを施し、世界に一つだけの笠を完成させた。

 花笠踊りがある本県の伝統文化を感じてもらう狙いで、同大企画構想学科の2年生4人が指導した。子どもたちは保護者と協力して、既製の笠の表面を装飾。自分の手形に切り抜いた折り紙やシールを貼り、ペンで星など各自が好きな図柄を描いた。

 児童は出来上がるとうれしそうに見せ合った。その様子などに同大の寒河江天音(あまね)さん(20)は「山形の華やかな文化を伝えたかった」と満足げ。今回の花笠は来月に山形市内で展示するといい、芳賀航(わたる)さん(8)は「たくさんの人に見てほしい」と願っていた。

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