【独自調査】データをもとに貯金の仕方を徹底解説!成功させるコツは?

貯金を成功させるためには、無理のない範囲で計画的に行う必要があります。とはいえ、頭では理解していたとしても、実行に移すのは簡単ではありません。「なかなか貯金ができない」「老後資金は預貯金だけで足りるか不安」など、悩みを抱えている人もいるでしょう。

MoneyFixが実施したアンケート調査によると、約6割の人は毎月貯金ができていないことがわかりました。

この記事では、調査結果をもとに預貯金に関する実態について紹介します。また、貯金を成功させるためのコツについても解説するので、上手な貯金の仕方がわからないという人は参考にしてください。

この記事でわかること

  • 預貯金の実態
  • 貯金を成功させるコツ
  • 老後資金はどう貯めるべきか

約6割の人は毎月貯金ができていない

毎月預貯金をしているかについては、「毎月預貯金をしている」(41.6%)が最も多く、「時々預貯金をしている」(28.1%)、「預貯金をしていない」(16.9%)と続きました。

約6割の人が、毎月貯金ができていないということがわかりました。

貯金を成功させるためのポイント

貯金を成功させるためのポイントは、以下の通りです。

  • 貯金の目標額はいくらか
  • 貯金をする期限はいつまでか
  • 収支状況を把握できているか

実際に目標額や期限を決めたり、収支状況を把握したりしている人はどのくらいいるのでしょうか。

貯金の目標額はいくらか

預貯金の目標額を決めているかについては、「決めていない」(52%)が最も多く、「なんとなく決めている」(34%)、「明確に決めている」(14%)と続きました。

目標金額を明確に決めている人は、15%に満たないという結果でした。

預貯金の目標額を決めている人の「目標金額」については、「2000万円以上」(28.4%)が最も多く、「100万~300万円未満」(14.2%)、「500万~1000万円未満」(13.9%)と続きました。

「老後2000万円必要」といわれている中、2000万円以上の貯金が必要と考えている人が最も多い結果となりました。そのほかの目標金額については、ばらつきがあるようです。

毎月、手取りの何%程度預貯金をしているかについては、「毎月決まった金額で預貯金していない」(32.5%)が最も多く、「10%未満」(21.6%)、「10%~20%未満」(17.6%)と続きました。

理想とすべき家計管理ルールとして「家計の黄金比率」というものがあります。家計の黄金比率では、「5(生活費):3(娯楽費):2(貯蓄)」の割合で毎月の収入を管理することが理想的とされています。

しかし、手取りの20%以上貯金できている人は3割未満でした。

家計の黄金比率については、こちらの記事「家計管理のコツは黄金比率を守ること。貯蓄額の理想は収入の20%」も参考にしてください。

貯金をする期限はいつまでか

預貯金をする期限については、「決めていない」(64.5%)が最も多く、「10年以上」(14.8%)、「1年~5年以内」(9.5%)と続きました。

10年以上の長期目標を設定して貯金をしている人もいましたが、多くの人は「期間設定」をしていないことがわかります。

収支状況を把握できているか

毎月の収支を把握しているかについては、「大まかに把握している」(55%)が最も多く、「すべて把握している」(22%)、「全く把握できていない」(14%)と続きました。

毎月の収支をしっかり把握できているのは5人に1人という結果でした。

調査の結果、「目標設定」「期限設定」「収支管理」ができていない人が多数派であることがわかりましたが、貯金を成功させるにはこれらを行う必要があります。具体的な方法については、こちらの記事「生活ギリギリで貯金できない人がやるべきことは?貯金ゼロからお金を貯める方法」で解説しているので参考にしてください。

貯金できない人がやるべき「先取り貯金」

貯金の仕方については、「残った分を預貯金する」(49.4%)が最も多く、「預貯金分を先取りする」(45.3%)、「ボーナスの時のみ預貯金する」(5.3%)と続きました。

調査結果では、「残った分を預貯金する」と「預貯金分を先取りする」がほぼ同数という結果でしたが、お金を貯めたいなら「預貯金分を先取りする(先取貯金)」がおすすめです。

毎月残った分を貯金に回すのは、支出に気をつけなくていい分、ストレスが少ない点がメリットです。しかし、ついついお金を使いすぎてしまい、お金が貯まりにくいというデメリットもあります。

一方、先取り貯金は、お金を使う前に事前に決めた金額を貯金へ回せるので、確実にお金を貯められます。また、貯金を除いた金額内で支出を収める必要があるため、お金の使い方も上手になります。

先取り貯金のコツについては、こちらの記事「先取り貯金を成功に導くやり方!おすすめの銀行口座も紹介」も参考にしてください。

老後資金を貯めるのに預貯金は不向き

預貯金をどこに預けているのかについては、「メインで使っている銀行口座」(44.0%)が最も多く、「預貯金専用の銀行口座」(20.6%)、「手元で貯めている(貯金箱、金庫など)」(10.2%)と続きました。

半数近い人が銀行口座と回答しており、中には貯金箱や金庫など自宅で貯めていると回答した人もいました。

預貯金する目的については、「老後の生活資金」(40.1%)が最も多く、「生活費」(33.2%)、「突発的な出費のため」(28.2%)と続きました。

生活費や突発的な出費のためにお金を預けるのであれば、いつでも引き出すことができる銀行口座がよいでしょう。

しかし、老後の生活資金が目的であれば、銀行預金が最適とは限りません。銀行の預金金利は0.2%程度と低いため、このまま物価上昇が続くと、貯金をしているだけでは資産価値の目減りを避けられません

預貯金では資産が目減りする理由について詳しくは、こちらの記事「老後に必要なお金はいくらあれば安心?夫婦の年金生活をシミュレーション」を参考にしてください。

低金利な預貯金よりも投資がおすすめ

資産の目減りを防ぐためには、投資をすることで、物価上昇率を上回るリターンを求める必要があります。投資にはリスクがつきものですが、「長期・積立・分散」の3原則をしっかりと守ればリスクを減らすことができます。

特にNISAのつみたて投資枠の対象商品は、初心者でも安心して投資ができるように、金融庁のチェックのもと、リスクを抑えた商品が選ばれています。リスクが怖いと感じる人は、NISAのつみたて投資枠で、少額から投資を始めてみるとよいでしょう。

そのほか、預貯金に関して多くの人が抱えていた悩みについて、こちらの記事「預貯金に関する悩みを解決。みんなの悩みTop5と解決方法」にまとめているので参考にしてください。

まとめ

預貯金に関するアンケートの調査結果をもとに、預貯金を成功させるコツについて解説しました。

貯金を成功させるためには、目標額や期限を決めることが大切です。また、収支についてもきちんと把握する必要があります。貯金の仕方がわからない、なかなかお金が貯まらないという人には、毎月の収入から決まった額を貯金する「先取貯金」がおすすめです。

老後資金に関しては、低金利な預貯金では将来的に資産価値が目減りする可能性があるため、効率良く資産を増やしたいなら投資も行うとよいでしょう。

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調査概要

  • 預貯金に関するアンケート
  • 調査実施会社:株式会社ウェブクルー
  • 調査期間:2024年4月5日(金)~2024年4月11日(木)
  • 調査方法:MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
  • 調査人数:1,410名

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