桑木志帆は重いコース状況に苦戦の71も「アンダーで回れたことは明日につながる」

 15番、グリーン脇のラフからアプローチショットを打つ桑木志帆(撮影・伊藤笙子)

 「女子ゴルフ・資生堂レディース・第3日」(29日、戸塚CC西C=パー72)

 単独首位から出た桑木志帆(21)=大和ハウス工業=は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーとした。

 中止となった28日の雨はコースに大きな影響を及ぼした。「チャンスについてもパターを決めきることができなくて。タッチもあまり合っていなかった。ラインを読めていても、ショートしたことが伸ばせなかった要因」とグリーン上で苦戦。フェアウエーも柔らかく「ナイスショットしてもキャリーしかないので、セカンドの距離が少し残って難しくなった」と重いコンディションで十分な力を発揮しきれなかった。

 午後組の堀琴音が前半でスコアを5つ伸ばし、首位を譲ることになった。それでも悲願の初優勝へ、絶好の位置であることには変わらない。「アンダーで回れたことは明日にもつながる」と最終日へ力を込めた。

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