「馬鹿げている!」男子バレー石川祐希もブチ切れた“疑惑の判定”が海外でも波紋!「冗談じゃない」「あまりにも不公平だ」【ネーションズリーグ】

現地6月27日、バレーボールネーションズリーグ(VNL)の男子ファイナルラウンド準々決勝がポーランドのウッチで行なわれた。日本はカナダに3-0(26-24、25-18、26-24)のストレート勝利を収め、4強へ駒を進めた一方で、試合終盤に起きた“疑惑の判定”が海外でも波紋を呼んでいる。

不穏な空気が流れたのは第3セット、17-18で日本が1点ビハインドの場面。相手のフェイントに大塚達宣が素早く反応し、懸命に拾う。そして、高橋健太郎と小野寺太志が重なりながらもなんとか高橋がつなぎ、宮浦健人が相手コートにボールを返球した。

だが、主審は4本の指を立て、フォアヒット(3打以内で相手コートに返球できないことへの反則)の判定を下し、カナダにポイントを加算。小野寺がボールを触ったと判断したようだが、実際には触れていないように見える。これに主将の石川祐希も怒りを露わにし、必死に抗議するも判定は覆らなかった。
この疑惑の判定に対し、バレーボール専門メディア『Volleyball World』の公式Xも「う~ん」と納得のいかない表情を浮かべる顔文字をひとつ添えて反応。問題のシーンを動画で公開すると、日本だけでなく、さまざまな国のフォロワーから批判の声が上がった。

「馬鹿げている!」
「プロ意識のない審判」
「審判は謝罪もしないのかよ」
「冗談じゃない」
「あまりにも不公平だ」

その後、気を取り直した石川は、サービスエースをきっちり決めるなど、チームに流れを呼び寄せた。結局は日本の勝利に終わった一戦となったが、勝負を左右しかねない不可解な判定は、世界的な反響を呼ぶことになった。

構成●THE DIGEST編集部

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