有田市立有和中の生徒が蚊取り線香を店頭販売

有田(ありだ)()市立有和()(ゆうわ)中学校の生徒らが、きょう(29日)市内のスーパーマーケットで、地元の特産品の蚊取り線香をPR販売しました。

蚊取り線香の店頭販売に参加した有和中学校の生徒ら(6月29日・有田市・オークワ箕島店)

これは、有和中学校が地元の企業などと連携して、生徒に有田市の産業などについて学んでもらう「ゆうわプロジェクト」の一環として行われたもので、きょうは、生徒およそ20人が有田市のオークワ箕島店()の店頭に立ち、蚊取り線香メーカー・ライオンケミカルの社員とともに、蚊取り線香や虫除けスプレーなどをPRしながら販売しました。

客に商品の特徴を説明する生徒

蚊取り線香を買った地元の男性は「家用と畑用によく蚊取り線香を使います。昔から有田市で作られてきた蚊取り線香を、地元の生徒が学ぶ姿は頼もしいです」と話していました。

腰に吊り下げるタイプの蚊取り線香をPRする生徒ら

販売を担当した3年生の男女は「自分でPRした商品が売れて嬉しいです。和歌山で作られた蚊取り線香が人気なのは凄いと思います」「蚊取り線香が日本で初めて作られた有田市を誇りに思います」と話していました。

会計と商品の受け渡しも担当

ライオンケミカル総務部の宮崎敦司(みやざき・あつし)()()主任は「住んでいると意外と気づきにくいですが、みかんと同様に蚊取り線香も有田市の素晴らしい特産品だということを、生徒たちに今後も全国や世界に発信して欲しい」と意義を語りました。

店頭で流すPR動画作成にも生徒が参加

店頭には、生徒らがライオンケミカルと共同で作った商品紹介のポスターやPR動画が展示され、買い物客が立ち止まって見入っていました。

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