新潟がFW谷口海斗の“ゴラッソ”で4試合ぶりの勝利! 最下位・札幌は7連敗&4試合連続無得点

2024明治安田J1リーグ第21節が29日に行われ、北海道コンサドーレ札幌とアルビレックス新潟が対戦した。

今シーズンのJ1リーグも後半戦に突入した中、2勝5分13敗の最下位に沈んでいる北海道コンサドーレ札幌。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の続投宣言を早々にしたものの、6連敗と苦しんでいる。対するアルビレックス新潟は、リーグ戦4試合無敗も、内訳は1勝3分と勝ち切れない試合が続く。降格圏との勝ち点差が『6』の16位。4試合ぶりの白星で、残留争い脱出のきっかけを掴みたいところだ。

最初にチャンスを作ったのは、敵地『札幌ドーム』に乗り込んだ新潟。左サイドのMF小見洋太がドリブルでエリア内に侵入。中央に折り返したパスは相手DFにクリアされたものの、“あわや”というシーンに。9分には、エリア内右寄りでボールを受けたMF松田詠太郎のシュートがポストを強襲。トランジションの局面で上回った新潟が主導権を握った序盤となった。

その後は一進一退の攻防。札幌がGK菅野孝憲を加えたビルドアップでボール保持を高めていくと、新潟も負けじとリズミカルなパス回しでプレスの網を掻い潜っていく。互いに“らしい”形を見せたものの、スコアレスのまま前半を折り返した。

迎えた後半の立ち上がり、新潟が均衡を破る。DF堀米悠斗が自陣でボールを奪ったところからロングカウンターが発動。左サイドに張ったFW谷口海斗にボールが出ると、ドリブルを開始する。最後はカットインからの右足一閃でニア側を撃ち抜いた。

反撃に転じたい札幌は、70分にMF原康介とMF田中克幸、そして新加入のDF大﨑玲央の3枚替えで打開を図る。徐々に時計の針が進む中、攻勢を強める札幌は、リスクを冒したことで生じたスペースを突かれ、何度かピンチに陥ったが、相手の決定力不足に助けられた。しかし頼みの攻撃陣が噛み合わず、札幌はゴールどころか、シュートにすら至れない。

そして試合はこのまま0-1で終了。谷口のスーペルゴラッソを守り切った新潟が4試合ぶりの勝利となった一方で、札幌は7連敗、4試合連続無得点に。次節は札幌が鹿島アントラーズと、新潟はサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 0-1 アルビレックス新潟
【得点者】
0-1 52分 谷口海斗(新潟)

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