小川市長と市民が意見交換 群馬・前橋市

市民の声を行政運営に生かそうと、前橋市の小川市長が市民と直接意見を交わす初めてのタウンミーティングが開かれました。

このタウンミーティングは、市民の意向やニーズを市政に反映させようと前橋市が初めて開いたもので、今年、2月に初当選した小川市長が公約に掲げていた政策のひとつです。

初回のテーマは「市の現状と課題」についてで、テーマが幅広いことから28日夜と29日の2回に分けて行われあわせて約450人の市民が参加しました。

ミーティングではまず小川市長が、人口減少が進んでいることや社会保障関連の予算が増えている点など前橋市の現状を説明しました。

参加した市民からは、地域コミュニティを維持するため自治会への財政的な支援や子どもたちの将来のために地元の魅力を伝える取り組みが必要との意見が出されました。

このうち、外国人住民への市政や防災などの情報提供についての質問に対し、小川市長は、「市が提供するゴミ処理のアプリがあり、多言語に対応した機能を拡充する方法もある」との考えを示しました。

タウンミーティングは、今後も2カ月に1回のペースで、子育てや農業などのテーマを設け市内各所で開催されます。

© 群馬テレビ