2024年7月から京都・祇園祭がスタート!地元の方に聞いた3つのおすすめの楽しみ方を紹介

今年の祇園祭をどう楽しむ?

毎年7月に京都で行われる「祇園祭」。京都三大祭りのひとつに数えられており、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

華やかな山鉾や雅な祇園囃子、祭りに向けて賑わいを増す街の雰囲気などが魅力で、多くの観光客が訪れます。

そこで今回は、京都の地元の方に聞いた祇園祭のおすすめの楽しみ方を紹介します。記事中では京都の観光消費額についても触れていますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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2024年の祇園祭で観光客におすすめの行事とは?

祇園祭では、毎年7月1日から31日までの1カ月にかけて、さまざまな行事が行われます。観光客におすすめの行事を抜粋して、以下の表にまとめてみました。

【写真全3枚/1枚目】祇園祭で観光客におすすめの行事

宵山(前祭)のうち7月15・16日は四条通や烏丸通の一部が歩行者天国になり、山鉾を見て回ったり屋台飯を食べたりできます。祇園祭は日によって行事が異なるので、スケジュールをよく確認したうえで観光の計画を立てましょう。

【地元民おすすめの楽しみ方1】夕方から夜にかけて山鉾町を散策

【写真全3枚/2枚目】幻想的な山鉾の提灯

山鉾町とは、祇園祭で使用する「山」や「鉾」という山車の保存や維持管理を行っている町のこと。町ごとに独自の山や鉾を所有しており、形や装飾などはとても個性豊かです。

祇園祭の期間中は夕方から夜にかけて、それぞれの山鉾町で「祇園囃子(ぎおんばやし)」というお囃子を演奏したり、山鉾の提灯を点灯させたりしています。

薄暗くなった外で山鉾の姿が提灯の灯りで浮かび上がり、周りから祇園囃子が聞こえてくる様子はとても幻想的です。

夕食を終えた後のお散歩に、山鉾町を散策してみてはいかがでしょうか。山鉾を組み立てている場所は、京都市公式観光サイト「京都Navi」の祇園祭のページからダウンロードできる、「祇園祭 宵山ガイド」に掲載されています。

【地元民おすすめの楽しみ方2】屏風祭で貴重な美術品や調度品を鑑賞

1カ月続く祇園祭のうち、7月14〜16日と7月21〜23日は「屛風祭」が行われます。屛風祭とは、山鉾町にある旧家が座敷を開放し、秘蔵の美術品や調度品を公開する風習です。

屏風だけでなく、着物や武具などを紹介しているところもあります。美術館や博物館に展示されていてもおかしくない貴重な品も、たくさん見られますよ。

ただし、あくまでも個人の家で行われるお祭りなので、マナーを守りながら鑑賞しましょう。

【地元民おすすめの楽しみ方3】祇園祭限定の御朱印集め

御朱印集めが好きな方は、祇園祭限定の御朱印集めも要チェックです。祇園祭を執り行っている八坂神社では、「御霊会朱印」という御朱印を授与しています。

各山鉾町でも独自の御朱印を用意しており、それぞれの山鉾をイメージしたハンコを押してもらえます。山鉾町で御朱印を授与している期間は例年宵山の間のみととても短いので、スケジュールをよく確認しておきましょう。

京都市の観光消費額はコロナ前より回復している?

【写真全3枚/3枚目】京都の法観寺 (八坂の塔)

祇園祭をはじめ、さまざまな歴史のある行事が行われる京都市。年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れていますが、そんな京都市の2022年の観光消費額は、1兆179億円となりました。

コロナ禍前の2019年の観光消費額が1兆2367億円だったため、かなり回復していることが伺えます。インバウンドの数が急増している2024年は、さらに京都市の観光消費額が増えるかもしれませんね。

祇園祭では、7月1日から31日の1カ月間に渡ってさまざまな行事が行われます。日によって行事が異なりますので、あらかじめスケジュールを確認して予定を組んでおきましょう。

京都では2024年の夏も、かなりの暑さが予想されています。しっかり暑さ対策をしたうえで、祇園祭を見に行ってくださいね。

参考資料

  • 京都観光Navi「祇園祭「深く知る」」
  • 京都観光Navi「【祇園祭】宵山を満喫しよう!快適に過ごすためのポイントとおすすめの楽しみ方6選 ~宵山ガイド2024年~」
  • 京都観光Navi「祇園祭「どんな祭?」」
  • 京都祇園 八坂神社「祇園祭の神事・行事」
  • 京都祇園 八坂神社「授与品・御朱印」
  • 京都市「令和4年(2022年)観光客の動向等に係る調査について」

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