犬はどんなときにストレスを感じる? 犬の健康管理の疑問3つを解説

犬との暮らしで出てくるさまざまな疑問や悩み。今回は、「犬の健康なオシッコの色は?」「犬の間違ったストレス発散法は?」「どんなときストレスを感じる?」という、犬の健康管理の疑問3つについて、王子ペットクリニック院長の重本仁先生に伺いました。

健康な犬のオシッコの色は「淡い黄色」

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犬のオシッコは淡い黄色が正常な色。ただし、朝起きてすぐは多少濃い黄色に、水をたくさん飲んだあとは薄い黄色になることもあります。
なお、少し茶色がかった黄色のオシッコが出る場合は、尿路での出血や肝臓機能の低下、黄疸(おうだん)などの疑いがあり、無色透明のオシッコが出る場合は、慢性腎臓病や糖尿病などの疑いがあります。毎日観察をするようにしましょう。

犬に「おやつを好きなだけ食べさせる」ストレス発散方法は間違い

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犬のストレスは、散歩中などにいろいろなニオイをかがせて本能を刺激したり、おもちゃでいっしょに遊んだりすることで発散できます。

食いしん坊な犬なら、おやつを食べたその一時はよろこぶでしょう。しかし、犬は満腹になりにくく、おやつを食べ終えても満足しません。そのため、おやつをもらえない状況がかえってストレスになってしまいます。

「深夜まで明かりがついた部屋で寝かせる」と犬のストレスに

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犬もいわゆる体内時計を備えており、電気がともった明るい部屋に夜中までいると、睡眠をつかさどるホルモンが異常をきたして、本能的にストレスをいだきます。同様の理由で、日中ずっと暗い部屋にいさせることもストレスになります。

愛犬に健康で長生きしてもらうためにも、正しいお世話の仕方や健康管理の方法を知っておくことは大切です。ぜひ、今回ご紹介した内容を日ごろの生活のなかに取り入れて、愛犬の健康管理や病気予防に役立ててくださいね。

お話を伺った先生/重本仁先生(王子ペットクリニック院長)
参考/「いぬのきもち」2024年3月号『愛犬の長生きに、解けば今日から役に立つ!いぬの健康クイズ』
文/宮下早希
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