阪神 3位転落で6月負け越し決定 伊藤将が三回途中5失点KO 小幡の痛恨失策も引き金に 土曜のビジターは6連敗

 3回途中、5失点で降板する伊藤将(中央)=撮影・西岡正

 「ヤクルト6-1阪神」(29日、神宮球場)

 阪神は序盤の大量失点が響いて連勝を逃した。先発・伊藤将は2回1/3を5安打5失点(自責4)でKOされ、今季4敗目(3勝)を喫した。DeNAが勝ったため、3位に転落し6月の負け越しも決定。土曜のビジターは4月13日・中日戦(バンテリン)から6連敗となった。

 伊藤将は初回、四球と安打で無死一、三塁を背負うと、オスナに左翼線適時打を浴び、先制点を献上。さらに村上の二ゴロの間に2点目を失い、続くサンタナの右犠飛でいきなり3失点した。

 三回は1死一塁からオスナを併殺打に仕留めたと思われたが、中野の送球を遊撃・小幡が落球。村上にも右前打を浴びて満塁となると、サンタナと長岡に連続タイムリーを許し、降板となった。

 打線も好機で決定打を欠いた。二回1死一、二塁から坂本は中飛、小幡も右飛に倒れて無得点。三回も2死二塁から森下は空振り三振だった。

 5点を追う五回は2死から野口が代打でプロ初出場し死球で出塁した。島田も四球を選ぶと、中野が中前適時打。なおも一、三塁と好機は続いたが、森下は二ゴロに倒れて1点止まりだった。

 六回も2死から佐藤輝が5試合連続安打となる右前打を放ったが、得点にはつながらず。七回も島田の安打、中野の四球で2死一、二塁としたが、代打・糸原は遊ゴロ。八回も2死一、二塁から小幡が空振り三振に終わった。

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