池田美優、ギャルへの目覚めは小学5年生 美白ブームで日サロが減少に嘆き

モデル、タレントの“みちょぱ”こと池田美優が29日、東京の麻布台ヒルズで開催された「ELLE(エル)」のプラットフォーム「ELLE ACTIVE!」が主催するイベント「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2024(エル アクティブ フェスティバル)」にヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロと登壇した。

エル・ジャポン創刊35周年や、「ELLE ACTIVE!」 の前身となる働く女性のためのイベント「ELLE WOMEN in SOCIETY」の初開催から10年という節目の年に開催された本イベント。池田は小田切とともに「今こそ必要なギャルマインド」をテーマにトークを行なった。

小田切は、Z世代に伝えたいこととして、「自由と個性を大切にする“ギャルマインド”の必要性」を唱える。ギャルメイクについても「人生の勢いがあった時代のもの」と定義し、「ギャルと呼ばれる方を見かけなくなったのは社会が元気が無くなってしまったということ。メイクが派手だということは社会が潤っていない証拠。メイクで社会を盛り上げてほしい」と述べ、「自分が何かしら力をお貸しするならそれ。みちょぱさんもメイクをもう少し濃くして……」とユーモアを交えつつ池田にエールを送る。

小田切は「勢いのある国はメイクも派手です。日本も昔は派手で華やかだった。そうすることが社会貢献かもしれません。多様性というけど、言葉だけが一人歩きしています。自分がこれがいいと思うものに忠実に生きることが大事です」と会場の女性たちにギャルのようにパワフルで煌びやかな心を持つ必要性を呼びかける。

池田は「ギャルは一時期、煙たがられていたのに、急に見直されているのは何故なんだろうって思います」と苦笑いを見せつつ、「私も見た目が落ち着いてきたと言われるんです。でも、マインドはギャルのまま。確かに十代の時に比べるとつけまつげもだんだん薄くなって、今はしなくなってしまったんですけど、それは(いい意味でメイクの)引き算をしてきたからだと思います」と話す。

池田はまた、ギャルに目覚めたのは小学校5年生の時からだといい、「当時、ギャルに目覚めて派手なことしているお姉さんを見て、見よう見まねをしていました。自分の顔に合う形がわかってくると自然と引き算してきて今の形に落ち着きました。最初は派手でよかったのかもしれません」と述べる。

池田は美白ブームの中も、未だ日焼けにはこだわりがあることなどを明かし、「日焼けも気にしないです。日サロも平気」と話すが、一方で、「ギャルの消滅や美白ブームで日サロがどんどん潰れていっちゃって……」とため息を零す。そんな池田を見つめ、小田切は「守ることは守りながら攻めるところは攻める。素晴らしいですよ」と絶賛する。

小田切はギャルの三つの原則として「勢いに乗ること」「エナジェティックな心」「バランス感覚」だと提唱し、「ギャルはやりすぎてOK。メイクもコスチュームも。そこから引き算をしていくとどんどん洗練されていく。人生もそう」と力説。池田を「勉強になります」と感心させていた。
(取材・文:名鹿祥史)

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